先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
息子の友達は部活後22時過ぎまで遊ぶ習慣があります。息子も以前はその子に依存して遅くまで付き合っていましたが、親子関係改善につとめ、
普段は真面目に塾に通っています。しかしその友達の部活が休みの日は、必ず塾に行くふりして22時頃まで一緒に遊んでいます。
たまには仕方ないと思うのですが、会うと洗脳されるし、塾の授業料もバカにならないのでその友達と離れて欲しいです。
友達関係のトラブルって、親も悩みますよね。ヤンチャな子と付き合っていると、子どもに悪影響がないか不安に思ってしまうでしょう。
しかし、ここで親が対応を間違えてしまうと、親子関係が一気に崩れてしまいます。
そうならないために、親ができる改善方法や門限の決め方、約束事を守るために何が必要かをまとめました。
子どもが守れる門限の決め方とは?
はじめに、大学生以降でもない限り、22時の帰宅は遅すぎます。そこで、子どもが守れる門限を決めましょう。一般的には、
- 小学校高学年:17〜18時
- 中学生:18〜19時
- 高校生:19時〜20時(※塾やクラブなどがある時は別)
子どもが友達と遊んでしまう理由
門限を決めても、友達と遊んでしまって門限を守れないケースもあるでしょう。
ただし、これは友達から悪影響を受けているのではありません。子ども自身に、次の3つ原因が考えられます。
友達がその子しかいないこと、親子関係が悪くルールを守れないこと、断る力がなく流されてしまうことです。
つまり、悪いのは友達ではなく子ども本人です。この3つを改善しなければ、たとえその友達と離れても、また別の問題が起こるだけでしょう。
友達の誘いを断れない子の治し方
では、どのように改善していけばいいのでしょうか?1つ目は、愛情バロメータを上げることです。
親子関係が良好になれば、親との約束が守れるようになるからです。子どもとの会話を増やしたり、子どもが望むことを一緒にやってあげましょう。
2つ目は、子どもが納得する門限を決めることです。友達の門限がたとえ22時だとしても、
「本当の友達なら、先に帰ってもあなたのことを嫌いにはならないよ」と伝えましょう。
3つ目は、守れなかった時のルールを決めることです。
「連絡なしに21時を過ぎたら、心配だから警察に連絡するからね」など、事前に対応を決めておくといいでしょう。
本日のまとめ
子どもが門限が守れないのは、友達が遅くまで遊んでいるせいではありません。
友達がその子しかいないこと、親子関係が悪くルールを守れないこと、断る力がなく流されてしまうことが原因です。
これらを改善するには、良好な親子関係をつくり、子どもが納得する門限を話し合い、守れなかったときのルールを決めておきましょう。
明日ですが、「子どもがいじめられたら親がすること3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!友達の誘いを断れない子の治し方
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