先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
ゲーム好きな小学6年生の息子は、夏休みの間にネット友達とゲームをするようになり、昼夜逆転しています。
勉強は嫌いだから宿題はしないし、夏休みの登校日も行きません。息子もやる気を出そうとするのですが、ネット友達とゲームができるとなるとすぐそちらを優先します。
自律心も足らずどうしたら良いでしょうか。
ゲームばかりで、やるべき勉強ができていなかったり、生活リズムが崩れて学校に行けなくなったりすると不安ですよね。
そこで今回は「ゲーム優先で勉強しない子へのサポート」を解説しましょう。
間違った対応をすると親子関係が悪化し、状況がさらに悪くなることもあります。
正しく対応すれば、親子関係を悪化させることなく、スムーズに問題を解決できるはずです。
昼夜逆転は許してはいけない
基本的に、昼夜逆転生活は許してはいけません。なぜなら、生活リズムが崩れてしまうからです。
そうなるといずれ体調を崩して、学校に行けなくなるでしょう。
ここで親が何も言わないという状態は、子どもがどんどん悪い方向にいっているのに注意しないということです。
ダメなことはダメ、ということはきちんと伝えていかないといけません。
気持ちに共感し、ダメなことはダメと言う
とはいえ、いきなり頭から「何やってるんだ」と怒っても子どもは反発するだけです。そのため、まずは現状を確認しましょう。
たとえば「最近夜中までゲームしていて、朝起きられてないよね」という感じです。次に、気持ちを共感していきます。
「ゲームしたい気持ちはわかるよ」「確かに楽しいもんね」と。あなたのことは理解しているということを、伝えましょう。
その上で、ダメなことはダメと伝えます。「ただ生活リズムが崩れるのは、さすがにお母さんも許可できないよ」という感じです。
この流れであれば、子どもも比較的受け入れやすいでしょう。
必要であれば取り上げることも話す
それでも夜中のゲームをやめられない場合は、取り上げざるを得ないということも事前に伝えておきましょう。
「もし来週も夜中までやっているようであれば、あなたの体を守るためにこのゲームを取り上げるよ」という感じです。
子どもが納得した上で取り上げるなら、問題ありません。ただし、納得していないのに無理やり取り上げると、状況が悪化します。
愛情バロメータが低いことが理由なので、まずはここを上げることから始めていきましょう。
本日のまとめ
子どもの昼夜逆転生活は、許してはいけません。生活リズムが崩れ、体調を崩して学校に行けなくなるからです。
いきなり怒るのではなく、まず現状を確認しましょう。その上で、気持ちを共感してから、ダメなことはダメと伝えることが大切です。
明々後日ですが、「小学生のだらだら時間は許すべき?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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