先日こんな相談を頂きました。
※プライバシー保護の関係で、
内容の一部を変更しております。
中3の息子です。
私立高校から部活動での誘いがありましたが、
成績、生活態度ともあまり良くなく、
推薦が貰えませんでした。
その高校を一般単願で受験します。
試験日まで一週間と迫っていますが
全く勉強をしません。
その高校で部活動を
頑張りたいと思っているようですが、
勉強する気にはならないようです。
親として、どのように接して、
どんな言葉をかければ良いのでしょうか?
志望校が決まったのに勉強しない・・・
この場合一番大事な考え方と
親としてできることをお伝えします。
親ができることは3つしかない
高校受験において、
親ができることって、
実は3つしかありません。
これがしっかりとできていたら、
親としての役割は果たしています。
親子関係を良好にする
親子関係が悪く、家庭環境がひどい状態だと、
子どもは激しい反抗期になります。
その反発から、
わざと勉強するのをやめ、
卒業後は仕事をしたり、
部屋に引きこもるようになります。
こうなってしまったら、
それは親の責任です。
せめて将来に希望を持つレベルまでは
親子関係を良好にしましょう。
志望校を決めるサポートをする
高校受験でやる気が出るかどうかは心の底から行きたいと思える志望校が
見つかるかどうかで決まります。
ただこれを子どもだけで見つけるのは無理です。
親が学校の資料を集めたり、
高校見学に連れて行ってあげたり
する必要があります。
あと志望校を見つけるうえで大事なことは、
頑張れば行けるレベルの志望校を見つける
ということです。
偏差値45の子が70の学校に
行きたいと思っていて、
受験まで残り1か月しかなかったら、
おそらくやる気が出ません。
これは最低限、
親がやるべきことです。
勉強のサポートをする
最後は勉強のサポートです。まずは効率の良い高校受験の勉強法を
教えてあげる必要があります。
教え方にはいろいろあって、
- 塾や家庭教師を契約する
- 親が直接教える
親が直接教える場合は、
こちらの記事を参考にしてみてください。
>>高校受験の勉強方法のまとめ
勉強の仕方がわかっても、
怠け心が出てしまい、
勉強が続かない子もいます。
この場合は、
- 一緒に勉強してあげる
- 勉強を手伝ってあげる
- 勉強環境を整える
- 塾の自習室を契約してあげる
- 定期テストごとに目標とご褒美を決める
などの方法を使って、
怠け心に打ち勝つサポートを
する必要があります。
子どもの受験に対して、
親ができることって、
実はこの3つだけなのです。
これでも勉強をしないときは?
私の経験上、
- 親子関係が良好
- 心の底から行きたい志望校が決まっている
- 勉強の仕方がわかっている
基本的には子どもは勉強を頑張ります。
ただそれでも勉強しなかったら、
私は無理に勉強させる必要はないと
思っています。
おそらく勉強しなかったら
志望校に不合格になります。
ただ不合格になるという経験も
人生では非常に大事な経験なのです。
私自身、
高校の推薦入試で不合格になった
という経験があります。
実はこの経験があったからこそ、
「受験は最後まで手を抜いてはいけない」
という意識を持つことができました。
あの経験がなかったら、
おそらく大学入試も適当に勉強して不合格になり、
教員になることはできなかったと思います。
だから親として、
最低限やるべき3つのことさえしたら、
後は子どもの意思に任せてあげるのが、
その子のためなのかなと私は思います。
今回相談をくださった方も、
まずは親としてやるべき3つのことが
できているかを確認して、
もしできていたら、
あとは見守ってあげるのが良いのかなと
私は思いますよ。
※もちろん合格率98%の、
抑えの学校は受けている状態にしてくださいね。
明日ですが、
「人が求めるものは3つしかない!」
というお話します。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ
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