子どもの友人関係にどこまで干渉する?

友達

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中2男子の母親です。幼なじみのA君が嫉妬心からか、息子を無視するようになりました。

クラスが離れ安心していたものの、息子と仲のいいB君とA君が仲良くなり、息子が全く誘われなくなりました。

B君の息子に対する態度が変わったと感じます。息子は気付いてるのか気付いていないのか、B君の近くに行きます。

親の私はこのような場合、どうしたらいいのでしょうか?

子どもの学校での友人関係がうまくいっていなかったら、不安になりますよね。ただ、どれぐらい親が友人関係に干渉していいのか迷うと思います。

そこで今回は、子どもの友人関係に気になることがある場合に、親はどんな対応を取るべきなのかを紹介しましょう。

干渉しすぎたり、関わらなすぎたりすると、子どもの学校生活が楽しくなくなるため、注意が必要です。

2つの点で様子をチェック

いじめ

子どもの友人関係に干渉すべきかどうかを考える場合、まずは2つの点から様子をチェックしましょう。

1つ目は「いじめになっているかどうか」です。ご相談の内容のA君とB君が子どもの悪口を言っているなら、いじめだと考えていいでしょう。

2つ目は「子どもが悩んでいるかどうか」です。子どもがあまり悩んでいないのに親が干渉すると、過干渉になってしまい、親子の関係が悪くなります。

子ども自身が悩んでいて、学校に行けないようなレベルなら、早急な対応が必要です。

いじめor学校に行けないときは?

職員室

いじめor悩んで学校に行けない状況なら、子どもと一緒に先生に相談しましょう。

子ども同士の人間関係のトラブルは、先生が間に入る以外に解決する方法がないからです。

いじめがある場合は、相手の親も呼んで、二度とやらないように約束させましょう。

学校に行けない場合は、先生に解決のサポートをお願いして経過を見ます。ただ、先生でも解決が難しいケースもあります。

先生にもどうすることもできない場合

親子

先生でも対応ができない時というのは、通常、いじめはないものの、相手の子がもう一度仲良くしようとは思っていない場合です。

この場合は、無理やり仲良くさせることはできません。新しい友達作りをするしかないでしょう。

残念ながら人間関係は、片方の希望が100%通るものではありません。いじめのような迷傷法なら大人が対応できますが、それ以外に対応するのは困難です。

親としては、新しい友達作りをサポートするようにしましょう。それまでの間は、親が友達代わりになることが大切です。

本日のまとめ

中学生

子どもの友人関係に問題がある場合、それがいじめなのか、学校に行けなくないほどの悩みなのかを確認します。

そのうえで先生と連携しながら、解決を目指していきましょう。解決が難しい場合は、新しい友達作りのサポートが効果的です。

明日ですが、「叱らない育児は正しいのか?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!子どもの友人関係にどこまで干渉する?

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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