先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
自分が過干渉であること、過保護は良いことを知りました。高校生の息子は、勉強は嫌いだが大学には行きたいと言います。
どのように接し応援したらよいかわかりません。道山先生にアドバイスを頂きたいです。
ご相談者さんのように、お子さんが「勉強したくないけど、進学したい」と言うと、なんと答えればいいか悩みますよね。
勉強が嫌いなのは、それほど珍しいことではありません。むしろ、勉強が好きな子より多いでしょう。
ただ、うまくサポートしないと、進学が難しくなります。そこで今回は、勉強が嫌いな子にどんな言葉をかけるのがいいのかを紹介しましょう。
うまくサポートすれば、やる気が出たり、勉強しなくても合格できたりするので大丈夫です。
高校生の子の勉強サポート法
勉強のサポート方法は、中学生までの子と高校生以上の子で異なります。高校生以上の子のサポートで大切なことを紹介しましょう。
1つ目は「勉強するか、しないなら働こう」という考え方です。大学に行くのが絶対に必要なわけではありません。卒業後に働けるなら、それでいいと考えましょう。
2つ目は「親ができることは何でもする」という考え方です。進路決めや勉強など、子どもがサポートを求めてきたら、できるだけ手伝いましょう。
3つ目は「サポートできる上限を伝える」ことです。「国立に行くなら学費は出すけど、私立に行くなら全額は出せない。足りない分は、奨学金を借りてね」というようにできるサポートを伝えましょう。
勉強は嫌いだけど大学に行きたいと言ったら?
では、相談者さんのお子さんように「働きたくないけど、大学に行きたい」と言ったら、どうするといいのでしょうか?
これは「働きたくないけど、お金だけ欲しい」と言っているようなもので、無理な話です。子どもと冷静に話せる時に、事実をしっかり伝えましょう。
ただ、勉強が嫌いなのは「勉強の仕方がわからないから」かもしれません。
この場合、説明のうまい家庭教師などを付けることで解決するケースもあります。
勉強量が少なくても大学に行くには?
実は、勉強量が少なくても大学に行く方法はあります。大きく3つの方法があるので、一度戦略を練ってみるのもいいでしょう。
1つ目は、倍率の低い学科を狙うことです。夜間に通う学科などは倍率が低くなりやすく、合格の可能性が高くなります。
2つ目は、総合型選抜や推薦などで受けることです。一般受験に比べると、勉強の比重が低く設定されています。
3つ目は、倍率が低い学校を狙うことです。地方にある学校などは、都心部にある学校と比べると倍率が低いことが多いです。
本日のまとめ
勉強が嫌いな子には、いくつかのサポート法があります。大学ではなく就職の道を考えさせたり、地方校を狙ったり、違った受験法を使ったりと、さまざまです。
まずは子どもと話し合い、大学に行くのかどうかから、一緒に考えてみましょう。
明日ですが、「子育てが成功するかは質問力で決まる」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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