私たち日本人というのは、
海外の人の価値観と、
一つ大きな違いがあります。
それは何かというと、
「他人と同じこと=安心」
という考え方です。
これって冷静に考えると、
かなり危険な考え方です。
学校教育で洗脳される唯一のデメリット
私自身、
元々公立の中学校で、
教師をしていました。
今でも学校が大好きで、
当時の友人たちと月に1度ペースで、
食事をしたり遊んだりしています。
だから中学校のことを否定はしませんし、
学校には絶対に行ったほうが良いと
思っています。
しかし1点だけ、
中学校に通うデメリットがあります。
それは知らないうちに、
- みんなと同じこと=良いこと
- みんなと違うこと=悪いこと
という洗脳を、
受けてしまうことです。
中学校は集団教育だから仕方がない
これは学校教育が悪いわけではなく、
集団で生活をしているため、
どうしてもこういった教育を、
せざるを得なくなります。
例えば授業が9時から始まるとします。
全員が9時から授業を受けるように、
子どもを教育していかないと、
平等に教育をしていくことができません。
「うちの学校はフレックスタイムを採用」
と言って、
- ある子は10時に登校
- ある子はお昼から登校
みたいな感じになってしまったら、
学校として機能しなくなってしまいます。
だから「全員同じ時間に来て同じ時間に帰る」
という教育をせざるを得ないのです。
これができない子には、
「きちんと9時に登校しなさい」
と叱らざるを得ないのです。
他人と違うことは悪いことではない
ただ冷静に考えると、
周りの子と違うことをしているから
その子は悪い子というわけではありません。
例えば私は現在、
教師という仕事をやめて、
- 成績UPコンサルタント
- 思春期の子育てアドバイザー
学校の先生という立場でも、
- 子どもに勉強を教える
- 保護者の方に子どもへの向き合い方をアドバイスする
やっていることは、
教師時代とあまり変わりません。
ただ教師という大きな枠組みで見ると、
私は完全に他の教師と違うことをしています。
もし私が子供だったら、
「お前は劣等生だ!きちんと教師に戻りなさい」
と注意されると思います。
じゃあ私の仕事は、
教師と比べて悪かというと、
そうではありません。
つまり、
子ども時代というのは、
他の子と違うことをする=悪
なのですが、
大人になると、
他の人と違うことをする=悪ではない
になるわけです。
他の子と違う行動をしていたら才能
もしあなたのお子さんが、
周りの子と違う行動をしていたら、
それを真っ向から否定することは、
できるだけやめたほうが良いと思います。
なぜならその行動は、
その子の才能である可能性があるからです。
例えば授業中に、
勉強を全然やらずずっと絵を描いている子が
いるとします。
学校教育という立場から見ると、
他の子と違う行動をしているので、
教師はその子を叱らざるを得ません。
でももしかしたらその子は、
「絵を描く」ことに、
素晴らしい才能がある可能性があるのです。
だから、
「学校では注意されると思うし、
学校はみんなと同じことをしないといけないから、
授業中はしっかり勉強するんだよ」
「でもそれだけ絵を描くことが好きなら、
あなたは絵の才能があるのかもしれない。
だから授業中以外は好きなだけ絵を描いていいよ」
と伝えてあげてほしいのです。
あなたがこういったフォローをしてあげないと、
お子さんは「他人と違うことをする=悪いこと」
だと勘違いしてしまい、
絵を描くことをやめてしまうかもしれません。
そうなってしまったら、
せっかくの才能が開花しなくなる可能性があります。
他人と違うことこそ、
その子の才能につながる可能性もあるので、
全て否定しないほうが良いのかなと、
私は思っています。
明日ですが、
「子どもが親に本心を話さない理由」
というお話します。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ
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