あなたは
子どもの行動を見ていて、
イライラしてしまったことは、
ないでしょうか?
おそらく100人中100人の方が、
一度はイライラしたことがあると思います。
100人中90人くらいの方は、
毎日イライラしていると思います。
それが人間なので、
悲観する必要はありません。
ただこのイライラが少しでも減ったら、
うれしいと思いませんか?
実は人間がイライラする、
メカニズムを理解すると、
少しだけイライラが解消されます。
イライラは二次感情だと理解しよう
二次感情というのは、
二番目に来る感情ということです。
例えばあなたのお子さんが、
あなたとの約束を破ったとします。
それに対して、
あなたがイライラしたとします。
これって冷静に考えると、
子どもに約束を破られた
↓
裏切られて悲しい(一次感情)
↓
その反動としてイライラ(二次感情)
というメカニズムで、
イライラがやってきているのです。
もしあなたが何かにイライラしたら、
一次感情は何かを考えるようにしてください。
そしてお子さんに、
「いい加減にしなさい」と
イライラそのものをぶつけるのではなく、
「裏切られて悲しかったよ」
と一次感情を伝えるようにしてみてください。
どういった流れでイライラが来るか考える
次に意識してほしいのは、
イライラがどういった波でやってくるか
考えるということです。
多くの方の場合、
何かの出来事が起きる
↓ 0.1秒
一次感情がやってくる
↓ 0.1秒
イライラが始まる
↓ 2秒
イライラがピークに達する
↓ 1時間後
イライラが少し収まる
↓ 1日後
イライラがさらに少し収まる
↓ 1週間後
イライラした理由を忘れ始める
↓ 1か月後
イライラした理由の多くを忘れてしまう
というような流れだと思います。
つまり「時間が経つとイライラは減る」のです。
出来事の2秒後くらいにピークに達し、
そこからは減少することがほとんどです。
であれば、
こう考えることはできないでしょうか?
「イライラする出来事が起きたら、
10秒だけ待てばイライラが減るのでは?」と。
例えばお子さんが、
勉強すると言っていたのに、
部屋でゲームをしていたとします。
普段なら見た瞬間に、
「いつまでゲームしているの!」
とイライラが爆発すると思います。
しかしここで、
いったん扉を閉じて、
- 深呼吸をする(5秒)
- トイレに行く(1分)
- 散歩に行く(10分)
- 大好きなドラマを見る(1時間)
のどれかをします。
※下に行けば行くほど難易度があがります。
するとだいぶイライラが減っているので、
子どもにも冷静に話すことができませんか?
気持ちが落ち着いた後で、
「何か手伝おうか?」と言いながら、
飲み物をもっていけば良いのです。
すべてのイライラは価値観の相違から起きる
最後に一つ、
最も大事なことをお伝えします。
それは「イライラの原因は価値観の相違」
ということです。
例えば宿題の例でいうと、
- あなたの価値観
ゲームの前に宿題を終わらせないといけない
- 子どもの価値観
宿題はゲームをしてからやるもの
という価値観のずれが起こっています。
このズレがイライラの原因なのです。
ただここで考えてほしいのは、
中学生なら1日2時間は勉強すべきだ
という価値観と、
宿題をしっかりやっていれば十分
という価値観のどちらが正しいかって、
決まっていないですよね?
あなた自身の価値観も
子どもの価値観も、
生まれてから今までの間に受けた、
- テレビや本からの影響
- 周りの友達や先生の言葉
- 時代背景
などが合わさって、
できているだけだからです。
何が正しいとかはなく、
時代や周りなどの影響によって、
「自分が正しいと思うこと(価値観)」が
決まっているだけなのです。
だから自分の価値観を押し付けるのではなく、
子どもの価値観を受け入れてあげることも
大切なことなのです。
この部分を理解しておくと、
少しだけイライラが収まると思いますよ。
明日ですが、
「将来やりたいことが見つからない時の進路選択術」
というお話をします。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ
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