先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2の3学期から成績が落ち始め、中3で通知表は2と3しかありません。
中3になる前から、友達トラブル、親子関係が悪化(勉強しようと言いすぎた)し、毎日のように夜遊び、最近は無断で外泊するようになりました。「心配されるのが嫌」と言われます。
機嫌が良い時は他愛もない話をしてきますが、悪い時は無視。どう接したらいいのか、どうしたら本音を話してくれるのか悩んでいます。
学校の先生には心療内科やカウンセリングを勧められました。
子どもが夜遊びや無断外泊をしているような状態は、放っておくと危険です。状況によっては、事件に巻き込まれるリスクもあります。
そこで今回は、子どもが夜遊びをする場合、どのように改善していけばいいかについて紹介しましょう。
しっかりとサポートすれば、大きな事件に巻き込まれる前に解決できます。
なぜ、子どもは無断外泊をするのか?
そもそも、子どもが無断外泊をするのは「家にいたくないから」です(少し厳しい話で、すみません)。
今回の相談者さんの家庭の場合、家にいると勉強のことを言われるわけです。これでは、子どもにとって家が居心地の良い場所とは、言えません。
そこでまずは、勉強のことを言わないようにして、家庭が子どもにとって居心地の良いものになるようにしましょう。
言いたいことでも関係が改善するまではグッとこらえて、子どもが無断外泊しなくてもいい安心できる家にすることが重要です。
先生から心療内科を勧められる理由
今回の相談者さんは、先生から心療内科の受診を勧められたということです。
この場合、もしかしたら、お子さんは発達障害の可能性が考えられます。もしそうなら、親だけでは対応が難しいでしょう。
そこで、一度お子さんと話し合いをし、一緒に受診してみるのがおすすめです。
薬やプロテイン、漢方、サプリメントなどを飲むことで、症状が落ち着くこともあるからです。
無断外泊を禁止するタイミング
すでに子どもが、いつ大きな事件に巻き込まれてもおかしくないような状況(知らない人の家に外泊しているなど)なら、急いで子どもを守らないといけません。
この場合、可能であれば早めに全寮制フリースクールなどに預けましょう。何か起きてからでは、手遅れだからです。
ただし、全寮制フリースクールはかなり費用がかかります。預ける期間にもよりますが、100万円単位の費用が必要になるでしょう。
金額的に難しければ、まずは警察、児童相談所、市の教育相談窓口などに相談をし、外部の支援を得られないか聞いてみるのがおすすめです。
本日のまとめ
子どもが無断外泊をするのは、家にいたくないからです。まずは家の状況を改善してから、外泊がやめられるような家庭の雰囲気を作りましょう。
なお、いつ事件に巻き込まれてもおかしくない危険な状況なら、全寮制フリースクールなどを活用するのがおすすめです。
明日ですが、「思春期の子どもあるあるTOP3」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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