劣等感が強い子どもへの対応法

中学生

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中3の息子は、私立に通っています。仲の良い友達がみんな優秀で、それに対しての劣等感がすごいです。でも、勉強をやろうとしません。

スマホばかりで、何か言うと激しい貧乏ゆすり、頭や顔などを激しくかき出し泣き叫びます。やらなきゃいけないのに、やらない自分にイライラするみたいです。

勉強なんてしなくていい、楽しく学校行ければいいとなだめるも、「勉強しなきゃダメだろ」と言われます。今後どうしたらいいでしょうか。

お子さん本人が他の子と比べて自信をなくしている状態だと、親も見ていて辛いですよね。

ただここで間違ったサポートをしてしまうと、子どもが学校に行かなくなったり、問題行動が出てきたりするので注意が必要です。

そこで今回は、私立に通う場合に親ができることや劣等感の克服法をお伝えしましょう。正しいサポートをすれば子どもも自信を取り戻し、将来を前向きに考えていけるはずです。

私立や中高一貫校の勉強サポート法

校舎

今回の相談者さんのお子さんは、私立に通っているとのことでした。そもそも私立というのは、絶対に行かないといけないわけではありません。

勉強についていけないなら、公立の中学に行けばいいからです。つまり、子どもに行く気がないのに、なんとか頑張って行かせるのは間違いであることを理解しておきましょう。

親は「私立で頑張りたいなら頑張ればいいし、辛いなら公立に行けばいい」という姿勢でサポートすることが大切です。

一方、お子さんが公立中に行っている場合は、親は最低限の勉強をするようサポートする必要があります。

まずは現状チェック

チェックする

では、ここからどのように子どもをサポートをすればいいのでしょうか。はじめに、卒業(進学)ができそうかをチェックしましょう。

ここが問題ない場合は、特に気にしなくて大丈夫です。やるべきことはできていると判断できるからです。

「何か手伝えることがあったら言ってね」と伝え、あとはイライラしたときに話を聞いて気持ちを楽にさせることだけしましょう。

一方、卒業(進学)が危うい場合、これ以上成績が落ちたらどうなるかを伝え、そうなった場合どうするかを決めておくことが大切です。

劣等感が強い子のサポート法

話し合い

最後に、劣等感が強い子へのサポート法をお伝えします。まずは劣等感の原因をチェックして、そこをなくしていきましょう。

「お前は本当にダメだな」「何でこんなのもできないんだ」と親が言っているなら、言うのをやめなければいけません。

また、塾や学校などで他と比べられている可能性もあります。子どもに確認した上で、事実であればやめてほしいと学校や塾に相談してみましょう。

私立の学校は「嫌なら公立に行ってくれ」と言ってくるかもしれません。そのときは子どもに選択肢を伝えて、今後どうするかを話し合いましょう。

周りの悪い影響があったとしても、親は他の子と比べず、本人のいい所を褒めていくことが大切です。

本日のまとめ

サポート

私立や中高一貫校は、必ず行かなければいけないわけではありません。そのため、辛いなら公立に行けばいいという姿勢でサポートしましょう。

今のままだと卒業できそうにない場合、子どもへ現実を伝えて、どうするのかを話し合うことが大切です。

明日ですが、「親が知らない子どもの本音3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!劣等感が強い子どもへの対応法

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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