先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
道山先生の思春期講座を一通り終えましたが、残念ながらまだ再登校に全く到っていません。ですが、息子の刺々しさが少し和らいで会話も以前より増えたように思います。
再登校はまだまだ勧めることは出来ませんが、フリースクールを勧めてみようと思っています。
その際のタイミング、声の掛け方、またオススメのフリースクールがあれば、教えて下さい。
刺々しさが少し和らぎ、会話も増えているのは、愛情バロメータが上がってきている証拠です。ここまで来ると、フリースクールになら登校できることもあります。
ただ、間違ったタイミングや流れで提案すると、一気に愛情バロメータが下がるので注意が必要です。
そこで今回は、失敗しないフリースクールの勧め方を紹介しましょう。うまくサポートすれば、いずれ、学校に行けるようになる日も来るはずです。
フリースクールを勧めるまでの流れ
子どもにフリースクールを勧めるタイミングは、再登校に興味を持ち始めた時がいいでしょう。
まだ学校に興味を持っていない時に無理に勧めると、親子関係の悪化につながります。
子どもから「そろそろ学校に行った方がいいかな」というようなことを言ってきたタイミングがベストです。
そろそろ学校には行きたいけど、人間関係やいじめのトラウマで戻るのが怖い。こういった状況で勧めると、前向きに考えることができます。
フリースクールの選び方
通うフリースクールは、必ず親子で一緒に見に行ってから決めるようにしましょう。
親からするといいフリースクールに思えても、実際に子どもが見てみると合わないと感じることもあるからです。
この時、重要なのは先生との相性、カリキュラムの内容、来ているほかの生徒の雰囲気などです。
最近は、フリースクールにこだわらなくても、学校内に登校支援室を設置しているところもあります。そちらも含めて、考えてみるといいでしょう。
愛情バロメータが下がると再び不登校に
フリースクールに通うことができるのは「愛情バロメータは高い。ただ、何か理由があって学校に戻れない」子です。
そもそも、愛情バロメータが低い子は、フリースクールであっても通うのは難しいでしょう。
そのため、まずは愛情バロメータを上げ、親子関係を良好にすることが先決です。
他愛のない会話ができる関係になれば、フリースクールについての相談もしやすくなります。
本日のまとめ
不登校を解消する手段として、フリースクールを使うのはいい方法です。
愛情バロメータが上がると、子どもが再登校に興味を示すようになります。その時に、フリースクールも選択の一つとして考えてみましょう。
明日ですが、「5教科60点アップした成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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