先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
娘は、反抗期で全く言うことを聞きません。勉強も、宿題も、朝に、やっていったり、遅刻しそうになったら、休んだりです。
夕方に寝て、夜遅くに起きてテレビみたり、スマホしたりしてます。スマホとりあげると、逆切れして、喧嘩になって、親子関係が悪くなります。
娘の言うとおりに服買ったりすきな食べ物を買ってきたりして、ちゃんと、約束を守ると言っても、全然約束を守らないです。
私の声がストレスみたいで、叫びます。どう接していけば、いいでしょうか?
子育てをしていると、子どもとぶつかることはよくあります。今回の相談者さんは、子どもから嫌われてしまっている状態です。
そこで本日は、どうすればこの状態を改善できるのかお伝えします。子どもとの関係が良くなれば、勉強に対するやる気も出てきます。
その結果、成績も上がるので、お子さんの未来はさらに明るくなると思います。参考にしていただければ幸いです。
ステップ1 原因を突き止めよう
まず、子どもに嫌われるようになった原因を突き止めましょう。これは、1日の子どもとの関わり方を振り返ってみると分かるはずです。
自分の言動で子どもが嫌な顔をした瞬間はどういうときだったか、思い出してみましょう。私の経験上、もっとも多いケースは過干渉です。
「勉強しなさい」「早くお風呂に入りなさい」など、子どもが嫌がることを、親が言いすぎてしまっている状態のとき、子どもの表情は曇っているはずです。
この場合、まずは子どもが嫌がる言葉を言うのをやめてみましょう。愛情バロメータが下がっている状態では、何を言っても響かないので、言うだけ損です。
ステップ2 イメージUPをしよう
次に、親のイメージアップをしましょう。子どもの、親に対するイメージを良くするために、「表情」「気持ち」「言葉」に気をつけて毎日を過ごすのです。
表情は、家にいるときはできるだけニコニコするように心がけることで良くなります。意識して鏡を見るようにするのが、おすすめの方法です。
気持ちは、できる限り毎日ポジティブな気分で過ごすようにしましょう。そのためには、ストレスを溜めないことがポイントです。
毎日15分でいいので、好きなことをする時間を作ったり、仕事の帰りに好きなスイーツを食べてから帰宅するだけでもストレスの軽減につながります。
なお、ストレスが軽減すれば、言葉も自然と良くなります。不満や愚痴よりも、ポジティブな言葉が増えてくるからです。
ステップ3 子どもの要求に応える
イメージアップまでできていれば、子どものほうから話しかけてくることが増えると思います。嫌われている状態からは、脱したと考えられるでしょう。
ここからさらに親子関係を良くしていくには、子どもの要求にできる限り応えていきましょう。物を買い与えるだけでは、親子関係は良くなりません。
大事なのは、手間と時間をかけることです。週末に、子どもが行きたがるところに連れていってあげるなど、手間と時間をかけていただきたいと思います。
そうすると、子どもに愛情が伝わり、「嫌い」だったところから「お父さんお母さん大好き」という状態にまで持っていくことができるでしょう。
もちろん、すべて子どもの言いなり(イエスマン)になる必要はありません。無理なことは無理だと、伝えることも大事です。
本日のまとめ
子育てをしていれば、子どもとぶつかることはよくあります。子どもから嫌われてしまっているのなら、原因を突き止めることから始めましょう。
この時、1日の子どもとの関わりの中で、子どもが嫌がることを言ってしまっていないか振り返ってみてください。過干渉の子育てをすると、子どもから嫌われるからです。
また、イメージアップも大事です。「表情」「言葉」「気持ち」の3つをポジティブにしましょう。親自身がストレスを溜めないことも大事です。
さらに親子関係を良くするには、子どもの要求にできるだけ応えることが肝心です。物を買い与えるだけでなく、手間と時間のかかることを積極的にやるようにしましょう。
明日ですが、「保存版!勉強中のおすすめ休憩方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!子どもから嫌われたときの改善ステップ
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