高校受験をする際、避けて通れないのが勉強です。学生時代に勉強が嫌いで苦労された経験がある方も、少なくないでしょう。
勉強が苦手になってしまう理由のひとつが、「頑張りに対して成果が上がっていない」と感じることです。
そこで今回は、やってしまいがちな効率の落ちる勉強法を3つ紹介します。お子さんがやっていたら、伝えてあげてください。
やめるだけで、勉強効率が上がるでしょう。結果が出れば、やる気もUPするはずです。
10回書いて覚える
1つ目の効率の悪い勉強法は「同じ内容を何度も書いて覚える」です。「え?基本じゃないの?」と思ったかもしれません。
実はこれ、効率が悪い覚え方です。なぜなら、作業になってしまうからです。
そこで、「1回書いて、いったんテストをし、間違えていたらもう1回書く」という方法に変えてみましょう。
テストをすることで「思い出す」という作業が加わるため、覚えやすくなります。
1時間以上続けて勉強する
2つ目は「1時間以上続けて勉強する」です。テスト前や受験前に焦っていると、つい長時間続けてしまう子も多いでしょう。
ただ、ほとんどの子は、集中力が1時間以上続きません。長時間続けていると、無意識のうちに集中力がなくなり、勉強の効率が悪くなります。
最大でも45分から50分を区切りにして、1回休憩を入れましょう。このとき、軽い運動などをすると効果的です。
イヤイヤ勉強する
3つ目の効率の悪い勉強法は「イヤイヤ勉強する」です。「好きこそものの上手なれ」と言いますが、これは勉強でも同じです。
やる気がない勉強を強制されると、常に頭の中で「やりたくない」という気持ちになります。これでは、効率は上がりません。
重要なのは、自分から勉強したくなるように動機づけをすることです。
ごほうびを用意したり、心の底から行きたいと思える進路を決めたりして、自ら勉強に向かえるようにしましょう。
本日のまとめ
結果が出ない勉強法を続けていると、どんどん勉強が嫌いになって、さらにやらなくなります。
効率の悪い勉強法に気付いたら、早い段階で直してあげることが大事です。効率が良くなると、結果にもあらわれやすくなり、少しずつ勉強が好きになるでしょう。
明後日ですが、「癇癪を起こす子どもへの対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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