先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
「勉強してもどうせできないから」と開き直っています。半年間、学校には行けたり行けなかったりです。
できない自分でいい、だけど高校に行きくないわけではありません。
この夏休みにどうにかやる気が少しでも出ればと思ってるのですが声かけがわからないです。
夏休みにやる気を出して勉強できるかどうかは、志望校合格に大きく影響を与えます。特に3年生の場合は、夏の集中力で合否が決まります。
そこで今回は、どうすれば夏休みのやる気を引き出すことができるのかを紹介しましょう。
間違った声かけをすると、夏休みを棒に振ってしまいます。志望校を下げざるを得なくなるので、注意しましょう。
目次
結論!声をかければやる気が出るわけではない
ご相談者さんのお子さんは、学校には行けたり行けなかったり、勉強してもどうせできないとネガティブなことを言ったりしている状況です。
この場合、まだ勉強や将来のことを考えるためのエネルギーが足りていないのが原因でしょう。
子どもにとってのエネルギーは、親など養育者からの愛情です。つまり、適切な愛情を注いで、エネルギーを高めることが重要でしょう。
子どものやる気を出すために、夏休みにやるべきこと
では、どうすればいいか。まずは、子どもが好きなご飯を作るようにしたり、一緒にゲームをしたりしてみましょう。
子どもが喜ぶことをすると、愛情が伝わるからです。また、子どもにとって家庭が楽しい場所だと感じられるようにしましょう。
こういったことをしていくと、少しずつエネルギーが出てきます。次に、将来の夢につながるような刺激を入れましょう。
子どもが興味のある分野に関係すること一緒にしたりすると、将来やりたいことが見えてきます。そのために勉強が必要だとわかれば、やる気が出てくるからです。
子どもから「高校に行きたい」という言葉が出てきたら?
子ども自身が勉強の必要性を理解すると、少しずつ「高校に行くためには、学校に行ったり、勉強したほうがいいかな?」などと言ってきます。
そういった言葉が出てきたら、「それなら、まずは宿題から始めようか」という感じで、声をかけてみましょう。
勉強する目的を理解しているため、これだけで勉強を始めると思います。また、絶対に行きたいと思う進路があると、さらにやる気が出るでしょう。
そこで、「一緒に志望校を考えみない?」と提案してみるのもいいです。
本日のまとめ
お子さんがやる気のない状態なら、夏休みを上手に活用して、やる気を引き出してみましょう。
愛情バロメータを上げ、将来の夢につながる刺激を用意して、子どもが勉強したいと思うきっかけを作ることが大切です。
明日ですが、「140位から2ケタに!志望校も合格した成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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