先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
現在中2の息子がいますが、期末テスト1週間前だと言うのに全然勉強モードになりません。
ご褒美でつってもやる気にならないので、どうしたら良いか悩んでます。
子どものやる気を引き出すために効果的なご褒美作戦ですが、うまくやらないと効果が出ないことがあります。
そこで今回は、ご褒美作戦の効果を最大限にする方法と、そのときに大事なことをお伝えします。
勉強へのやる気が出れば、定期テストの点数もアップし、どんどん実力を発揮できるようになると思うので、参考にしていただければ幸いです。
ご褒美作戦は効果があるのか?
子どものやる気を引き出す方法として、ご褒美を使うことには賛否両論あります。ご褒美を与えないとやる気を出さなくなってしまうのでは、と心配な方もいるでしょう。
もちろん、やるかやらないか、どちらが正しいということはありません。ただ、私自身は子どものやる気を引き出す上でとても効果的な方法だと思っています。
ただ、ご褒美作戦は、やり方を間違えて失敗してしまっている人が多いです。正しいやり方で進めることが大事なのです。
ご褒美作戦を正しく活用できれば、子どものやる気はどんどんアップします。その結果、成績が上がり、希望の進路へも進めるようになるでしょう。
親子関係が良好なのが大前提
ご褒美作戦は、親子関係が良好でないと効果がありません。良好な親子関係というのは、たとえば学校から帰ってきたとき、子どもが他愛もない話をしてくれるかどうかでわかります。
学校から帰ってきてすぐに自分の部屋に行ってしまう場合は、ご褒美作戦を導入できる親子関係ではないと考えましょう。
その場合は、まずは愛情バロメータを上げることから始めます。最低限、子どもと話ができるレベルまで愛情バロメータを上げていきましょう。
良好な親子関係が作れているのに効果が出ないときは、ご褒美と目標の設定方法を間違えている可能性が高いです。
間違える理由はいろいろありますが、一番多いのは「目標を高くしすぎてしまっていること」です。極端な話、5教科合計300点の子に「450点取ったらスマホ買ってあげる」と言っても、やる気は出ないのです。
必ず上手くいっていない部分があるので、そこを修正していくことが大事になります。
完ぺきなのにヤル気が出ない時は?
親子関係が良好で、動機付けもしっかりしていただければ95%くらいの子はやる気が出るようになります。ただ、私の経験上5%はやる気の出ません。
そういう場合は、しばらく様子を見ることが大事です。なぜなら、たまたま学校でトラブルがあって、勉強に気持ちが向かない状態だけかもしれないからです。
そのようなときに無理に勉強させようとすると、親子関係が悪くなってしまう可能性があります。そのため、気持ちに余裕が出るまで待ってあげましょう。
子どもは日々、気持ちに波があるものです。それに親が流されなければ、子どもはいずれやる気になり、実力を発揮できるときが必ず来ます。
本日のまとめ
ご褒美作戦は、やり方さえ間違えなければ、子どものやる気を引き出すのにとても効果的です。ただ、親子関係が良好な状態でないと使えません。親子関係が良好というのは、学校から帰ってきたときに他愛もない話をしてくれるかどうかです。そうでない場合は、まず愛情バロメータを上げましょう。
愛情バロメータが高い状態で正しくご褒美と目標の設定をすれば、95%の子がやる気を出します。残りの5%の子は、勉強に集中するための気持ちの余裕がない状態かもしれません。
この場合、子どもの気持ちの波に流されずに待ってあげることができれば、いずれやる気を出して勉強に取り組めるようになるでしょう。
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明日ですが、「保存版!HSPの子どもの特徴と接し方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!勉強のご褒美作戦
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