先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中1男子、何もやる気がありません。部活もサボる、塾も宿題が終わらないと怒られるから行かないといいます。将来困るよと言うと、死ねばいいと言います。
私にもうざいキモい死ねといいます。スマホしか興味がなく、取り上げたら力づくで阻止します。甘えたくて、くっついてきたりもします。
どうしたら、やる気になりますか?ご褒美は与えたらすぐ元に戻ります。仲良し貯金もしています。
中学生の夏休み前後というと、荒れやすい時期です。反抗的な態度や暴言、甘えが増えると、親としては悩みますよね。
そこで本日は、こういった子どもの問題行動の原因と改善策をお伝えしていきます。
正しい対応法がわかれば、子どもの問題行動はなくなり、やる気も出てきます。子育ての不安やイライラも減るはずです。
原因は愛情バロメータの低下
今回の場合、原因は「愛情バロメータの低下」だと考えられます。子どもが無気力状態になっているからです。
親が与えている愛情と子どもが求めている愛情にズレがあり、自分の将来に希望を持てず、投げやりになっているのでしょう。
甘えたりくっついてくることもあるという行動も、親の愛情を確かめようとしているのだと考えられます。
少し厳しい話ですが、無気力になり、甘えが増えるというのは、愛情不足のサインなのです。
子どものやる気が出る声かけ法
今の段階では、ごほうび作戦はうまくいきません。愛情バロメータが低いと、子どもは反抗するからです。
そこで「今日の夜何食べたい?」「なんの動画見てるの?お母さんにも見せて」という声かけをして、子どもに興味を示してあげましょう。
子どものことを大切に思っていることが伝われば、愛情バロメータは上がります。すると、親の言葉にも耳を傾けてくれるでしょう。
そのタイミングでごほうび作戦を持ちかけて、やる気を出すのがいいです。
ダメな事は叱ることも大切
いくら愛情を届けたいからといって、何でも子どもの言うことを聞いていいわけではありません。ダメなことはダメだと、きちんと叱る必要があります。
今回の場合、「ウザイ、キモイ、死ね」という言葉は、使ってはいけない言葉です。そういった言葉を言ったら、
「そう言われたら悲しいからやめてほしい」or「人に対してそんなひどい言葉はやめなさい」など、子どもの状況に合わせて叱るといいでしょう。
ただし、暴言を吐いたのは、おそらくスマホを取り上げたからです。予告なしで取り上げると反発するので、そういったやり方はやめるといいでしょう。
本日のまとめ
子どもがやる気を出さないのは、愛情不足のサインです。他にも要求や甘えが増えることもあります。
この場合は、無理やりスマホを取り上げても反発するだけです。愛情バロメータを上げるために、子どもに興味を持って、楽しい会話を心掛けましょう。
明日ですが、「高校を辞める子と続ける子2つの違い」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!子どものやる気がUPする声かけ法
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