先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
息子が無事に第一志望の高校に合格し、毎日楽しく学校に通っています。早朝に出て友達とバスを乗り継いで登校しています。
帰りは部活で疲れているし、友達と時間があわないのでバスに乗りたくないそうで、学校まで迎えに行っています。20分程です。
自立してほしい気持ちもあり、帰りもバスで帰って来てほしいと思いつつ、無理もさせたくない気持ちもあります。
子どもの気持ちにどこまで寄り添えばいいか、過保護な親のままでいいのか考えてしまいます。
子どもからの要求って、いろいろありますよね。これにできる限り応えるのが「過保護」の子育てです。
ただ、親としてはどこまで応えていいのか、一人でできなくなってしまうのではないかなど心配もあるでしょう。
今回お伝えする、聞いてもいい要求とダメな要求の判断がわかれば、迷うことはなくなります。子どもの自立につながり、子育ても楽になるはずです。
結論!親が行けるなら迎えに行ってOK
今回のケースの場合、親が行けるなら迎えに行っても問題ありません。サボっているわけではなく、ただ助けて欲しいという気持ちで言っているからです。
- 朝は自分で友達と行っている
- 20分程度で行けるため、親の負担がそこまで大きくない
- 部活で疲れている
子どもが大きくなるにつれ、徐々に親子の関わりは減っていきます。そのため、こうした送迎の時間も、子どもと会話ができる貴重な時間となるでしょう。
迎えに行ってはいけないケース
一方、迎えに行ってはいけないケースもあります。たとえば、親が時間的に難しい場合です。
夜仕事をしていたり、妹弟の世話があったりするなどの場合は、都合のつくときだけは行くスタイルでいいでしょう。
また、家から車で2時間かかるなど、距離的に難しい場合も、無理して迎えに行く必要はありません。
そもそも今の登校スタイルを続けるのが難しい場合は、近くに家を借りるかべきかなどを話し合ってもいいでしょう。
また、「早く迎えに来い!」など暴言などを吐いてくる場合も聞いてはいけません。「そんな言い方では言うことは聞けない」と毅然とした態度で伝えましょう。
親が送り迎えをしたら、自立できなくなるのか?
親が送り迎えをしても、自立できなくなるわけではありません。人間には自立心があるため、いずれ自分でできるようになるからです。
子どもが小さい頃は、誰でも親が送り迎えをしていたと思います。しかし今は、ほとんどの子は、きちんと一人で学校に行けています。
社会人になって、親に送り迎えをしてもらわないといけない人もいないでしょう。つまり、時がくればしっかりと自立できるのです。
こうした理由から、子どもから求められた場合は、親が可能な範囲で助けてあげましょう。
本日のまとめ
子どもが学校も部活も頑張っており、迎えに来てほしいと言うのであれば、親はできる限り応えてあげましょう。
送り迎えをしたからといって、自立できなくなることはないからです。ただし、おかしな要求には、毅然とした態度で接しましょう。
明日ですが、「保存版!思春期女子の特徴5選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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