先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
高校生の息子は、塾で授業を受けるのはいいのですが、自主学習が嫌いです。
また1日何時間も勉強するのは効率が悪いとか眠くなると言い、家では寝ているかゲームかスマホでアニメを見ている事が多いです。
私立には受かりましたが、第1希望の公立には落ちました。
人より頑張るということをしないので「落ちて泣くほど努力してないしなぁ」と言い、私も励ます言葉を失ってしまいました。
どう対応したらよいでしょうか?
今回の相談ですが、2つの内容に分かれています。一つは、自主学習の仕方を教えてほしいという相談、2つ目は自主学習を進んでやらない子へのサポート方法です。
そこで、記事の前半では、自主学習の仕方やコツについて解説します。後半では、子どもに対してどのようなサポートをしていけば良いかをお伝えします。
特に後半は、お父さん、お母さん向けの内容です。高校生の子どもの勉強をサポートする方法がわかると思うので、参考にしてみてください。
自主勉強の仕方は、小学生、中学生、高校生全て同じ
自主学習の仕方というのは、実は小学生も中学生も高校生もほとんど同じです。大きく変わったところはありません。
以下の方法で進めていけば、小学生でも中学生でも高校生でも、最も効率よく自主学習ができます。
その方法とは、「学校の問題集を解くこと」です。この方法は、自主学習でありながらテスト勉強にもなるからです。
以前書いた「成績が上がる家庭学習の仕方」という記事に詳しいステップをまとめてあるので、参考にしてみてください。
>>成績が上がる家庭学習のやり方
ダメなパターンは、まとめノートを作る方法
上の記事でも解説していますが、自主学習をするとき、やってしまいがちな間違いがあります。それは、まとめノートを作ることです。
例えば、社会の年表をノートにまとめるなど、ただキレイなノートが完成するだけで成績UPにつながりません。
まとめノートを作るという方法で自主学習をしているのであれば、やった気になるだけで非常に効率が悪いので今すぐやめましょう。
これは、小学生でも中学生でも高校生でも同じことが言えます。時間の無駄になるだけなので、注意してください。
高校生で自主勉強をしない場合のサポート法
最後に今回の相談者が最も悩んでいる、「自主学習を進んでやらない子へのサポート方法」について解説します。
もしお子さんが中学生なら、子どもが勉強できるように、ある程度親がサポートする必要があります。中学校までは義務教育だからです。
しかし、高校生になると義務教育を卒業しているので、子どもが勉強しようがしまいが、それは子どもの勝手です。
つまり、親が無理矢理勉強させるという考え方自体が間違いとなります。今回の相談者さんの場合、自主学習のやり方だけ子どもに伝え、あとは本人に任せましょう。
現状、塾ではしっかり勉強しているようなので、自主学習ができなくてもそこまで問題視しなくても良いように思います。
本日のまとめ
自主学習で最も効率的な方法は、学校の問題集を繰り返し解くということです。一番ダメな方法は、まとめノートを作ることです。
キレイなノートができあがるだけで、成績UPにつながらないからです。詳しいステップはこちらの記事にまとめてあるので、参考にしてみてください。
>>成績が上がる家庭学習のやり方
また、勉強する上で親のサポートが必要なのは、義務教育である中学生までです。高校生になったら、親がどうこう言って無理矢理勉強させる必要はありません。
子どもが自主学習のやり方をよく分かっていないのであれば、やり方だけ伝えて、実際にやるかどうかは本人に任せる形がベストです。
なお、この辺りのお話は、以前書いた「中学生と高校生の子育て方法や接し方の違い」という記事も参考になると思います。
>>中学生と高校生の子育て方法や接し方の違い
明日ですが、「家から出られない子どもの子育て法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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