「受験勉強の計画の立て方がわからない」
「効率よく受験勉強を進められない」
という悩みを持っていないでしょうか? 実は、効率よく受験勉強を進めることができて、志望校に合格できる計画の立て方があります。
そこで、元中学校教師で現在は年間3000組の親子の勉強をサポートしている道山ケイが、受験勉強の計画の立て方を年間と1日に分けて解説します。
この方法で、スケジュールを組んでいけば、グングン偏差値が上がり、志望校にも確実に合格することができるでしょう。
目次
志望校に合格するために、まずは現状をチェックしよう
勉強計画を立てるとき、いきなり細かく計画を立てしてしまう子がいます。これは、絶対失敗します。
なぜなら、勉強というのは「現状と目標をつなぐもの」だからです。両方理解した上で、どういった勉強が必要かを考え、毎日やるべきことを決めていくのが正しい計画の立て方です。
そこで、現状を把握することが大事になります。現状把握するためには、3つを知る必要があります。
①高校受験当日までの日数
たとえばあなたのお子さんが今受験生で、この記事を読んでいるのが5月だとします。公立を目指すなら、残り10ヶ月あるということです。
しかし、この記事を読んだタイミングが8月なら6ヶ月しかありません。残り10ヶ月と6ヶ月では、計画の立て方は大きく変わってきます。
そこでまずは、受験当日までの日数を把握しましょう。
②志望校の偏差値
目指す志望校の偏差値も大事です。なぜなら、偏差値50の高校と60の高校では、やるべき事が違うからです。計画を立てる前に、志望校の偏差値がどれくらいなのか調べておきましょう。
③自分の偏差値
仮に50の偏差値の学校を目指すとき、すでに偏差値が60の子とまだ40しかない子とでは、やるべきことが変わってきます。 最初は目安でいいので、現在の偏差値がどれくらいか把握しておきましょう。
学習スケジュールを立てる前に、やることリストを作成しよう
上記の3つが決まったら、次はやることリストを決めていきます。
たとえば、偏差値10上げて志望校に受かるためにはどういった勉強すればいいのでしょうか。合格するためにやるべき勉強をまとめたものが「やることリスト」です。
たとえば国語なら漢字の暗記、文法のマスター、長文読解のマスター、過去問を解く。数学なら問題集を繰り返す、過去問を解くなどになります。
こういったやるべき勉強を一通り書き出して、リスト化しましょう。 何をやったら良いか分からない場合、以下記事を参考にしてみてください。
>>元教師が解説!高校受験の勉強やることリスト
それを元に、自分なりにやることリストを決めて全部書き出し、教科ごとに分けていくのです。このように、まずは自分の偏差値と目指す学校の偏差値を考えて、何をやるか教科ごとにまとめてみましょう。
残り日数を確認し、毎月やるべきことに振り分けよう
次にやることは、残りの日数を計算して、やることリストを月ごとに振り分けていくことです。この記事を読んだタイミングが5月なら、まずは残りの10ヶ月のやることリストを作ります。
それをもとに、5月は数学と英語の基本問題を解く。6月と7月は数学と英語の応用問題を解く。8月は国語社会理科の基本問題を解くなど、大雑把でいいので月ごとにすべき勉強を決めていきましょう。
「そうは言っても、何から始めたらいいかわかりません」と思うかもしれません。そこで、簡単な勉強スケジュールの目安を紹介します。
- 4月から8月:基本問題を解いて、基礎力をつけましょう
- 9月から11月:応用問題を解いて応用力をつけていきましょう
- 12月:過去問解いて見つかった苦手問題の対策をしていきましょう
- 1月2月:面接対策や小論文対策、すべての復習などを行いましょう
ポイントは、基礎力、応用力、過去問、苦手な部分を復習するという4つのステップに区切って埋めていくことです。
1日の勉強スケジュールを平日と土日に分けて作る
最後に、1日の勉強スケジュールをつくりましょう。たとえば、4月に数学と英語の基本問題を解くと決めたとします。
今使っている問題集が100ページあって、これを2ヶ月で終わらせるなら1ヶ月で50ページ終わらせないといけません。
1日何ページできるか逆算して考えていくのです。仮に数学と英語は、1日1ページずつ問題を解いていくとします。すると、1ヶ月で30ページ進みます。
これでは、目標の50ページに到達しません。 もし2ページずつ進めるなら、1ヶ月で60ページ進めることができるので目標を達成できます。
このように、おおまかな目標もとに、1日ずつやることを割り振っていきましょう。
平日と土日で勉強時間を変えるのがポイント
このときのポイントは、平日と土日で勉強時間を変えるということです。平日は宿題と部活が忙しいので、そこまで時間は取れません。
そこで、平日1に対して土日は1.5という量で計画を立てていくと良いと思います。 1ヶ月で数学と英語の問題集を50ページ解くなら平日1ページで良いです。
土日は1ページ半から2ページ解くということです。すると、1ヵ月50ページは終わらせることができるかもしれません。
できる量は人によって異なりますので、自分なりに目標を立てて細かく刻んでやっていきましょう。 なお、計画は余裕を持って作るというのも大事です。
細かく計画を立てて、その通りにいかないと計画を立てた意味がなくなるからです。 少し余裕を持って計画を立て、確実にクリアしていきましょう。
塾って入ったほうがいいの?1日どれくらい勉強すれば、高校受験は合格できるの?
今回お伝えした内容を意識して、勉強計画を立てていけば、効率良く勉強できると思います。
ただ、計画を立てただけで受験に合格できるわけではありません。たとえば、間違った塾に入っていると、成績は上がらないからです。
そこで次のページでは、成績が上がる塾の選び方について解説しました。現在塾に入っている場合、今の塾を続けてもいいかわかると思います。
>>高校受験に合格できる学習塾の選び方解説ページに進む
また、計画を立てるうえで大事なのが、勉強時間を増やすことです。では、1日どれくらい勉強すれば、合格できるのでしょうか?
実は、目指す高校ごとに必要な勉強時間は変わってきます。以下のページで、詳しくまとめたので、こちらも参考にしてみてください。
>>高校受験の勉強時間ってどれくらい必要?に進む
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本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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