最近「勉強のやる気が出ない」と悩んでいる子が増えています。実は、子どものやる気が出ない理由は2つあります。
そこで本日は中学生とその保護者向けに、「勉強のやる気がでない理由」というお話をします。
お伝えする内容を意識して勉強に取り組んでいけば、勉強に対するやる気が確実にアップします。
その結果、定期テストの点数が上がるので、高校受験の合格率もアップするはずです。
目次
カナダのカールトン大学の実験
2000年に、カナダのカールトン大学の教授ティモシーピッチェルが行った実験があります。この実験で、やる気が出ない理由が2つあることが分かりました。
理由がわからない
勉強する理由が分かっていないと、やる気が出ないということがわかりました。つまり、なぜ勉強するのか、勉強するとどういうメリットがあるのかがわからないと、やる気が長続きしないのです。
難しすぎる簡単すぎる
いざ勉強しようと思ったのに、あまりに簡単すぎたり、難しすぎたりするとやる気が出なくなるということがわかりました。つまり、人間というのは自分にとってちょうどいいレベルでないとやる気が長続きしないのです。
勉強する目的を伝えよう
では、この実験を踏まえ、どのように子どもたちのやる気を出せばいいのでしょうか。
最初にやってほしいのは勉強する目的を伝えることです。なぜ勉強するのかがわからないと、やる気は出ないからです。
教師時代、私は生徒に「夢を叶えるために勉強するんだよ」と伝えていました。
たとえば「将来医者になりたい」という夢があったとします。今の日本の場合、将来医者になりたいなら医学部に進学しないといけません。
医学部の大学に入るためには、勉強が必要です。子どもに夢がある場合、このように伝えてあげると効果がやる気に繋がると思います。
なんとなく解けそうレベルの勉強をしよう
カールトン大学の研究では、難しすぎたり簡単すぎたりする問題には、やる気がでないことがわかりました。
そこで、今使っている問題集を見直すようにしましょう。子どもにとって4~6割くらい解けそうと思うレベルの問題集かどうかをチェックするのです。
もし問題集のレベルが合っていないなら、子どものレベルに合わせることでやる気が高まります。
子どもにとって難しそうな問題集を使っていたり、逆にスラスラ解けすぎる簡単な問題集を使っている子は、意外と多いので注意してください。
本日のまとめ
子どもの学力を知るためにも、普段からどんなことを勉強しているのか、授業についていけるかなど、親子でコミュニケーションが取れたら良いですね。
また、問題集を購入する時は、子どもと一緒に本屋に行き、中をパラパラと見てなんとなく解けそうなものを選びましょう。
そうすることで、集中力が高まり勉強のやる気もアップします。結果的にテストで高得点が取れるようになりますよ。
なお、本日の内容はYouTubeでも解説しています。もう少し細かい説明などもしているので、よかったら家事をしながら聞き流していただければと思います。
>>YouTube
明日ですが、「不登校の場合ゲームは取りあげるべき?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!勉強のやる気がでない理由
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