ありがたいことに、私は年間3000組の親子の勉強と子育てをサポートさせていただいています。教師時代は、クラスと部活での交流がメインなので、1年間で付き合える親子は多くても100組です。
それを考えると、現在は教師時代の30倍以上の方々をサポートできています。改めまして、私を頼りにしてくださり、本当にありがとうございます。
さて、ここからが本題なんですが、毎日たくさんの方とやり取りをしていると、あることに気付きます。それは「サポート後すぐに結果が出る人」と「いつまで経っても結果が出ない人」がいるということです。
特に「成績を上げる」という分野は、結果が数字で出るのでわかりやすいです。そこで本日は「すぐに子どもの成績が上がる親の特徴ベスト3」をお伝えします。
あなたがこの3つの特徴に当てはまっているなら、今後お子さんの成績は右肩上がりで上がっていきます。高校受験も高確率でうまくいくと思います。
もし当てはまっていない部分があるとしたら、1つでも意識してみてください。お子さんの成績が上がる速度が、3倍以上速くなると思います。
特徴1 考えすぎずとりあえず試してみる
私が勉強をサポートするとき、まずは成績を上げる流れをまとめたマニュアルを読んでいただきます。その上でわからなかったことを、質問していただきアドバイスしていきます。
この時、すぐに成績が上がる方というのは「考えすぎずとりあえず試してみる」という特徴があります。マニュアルを読んで一つでもできていないことが見つかったら、とりあえず深いことは考えずに試してみるのです。
一方、なかなか成績が上がらない方は「試す前に悩む」という特徴があります。まだ試してもいないのに「こうなったらどうしたらいいですか?」という質問をたくさんされます。
わからないことを質問するのは悪いことではありません。ただ、やってみないとわからないことはたくさんあります。もしあなたが、「行動」よりも「思考」を優先するタイプだとしたら、「行動」を優先するようにしてみてください。
行動せずに悩むよりも、サクッと行動して出てきた失敗に対して悩んだ方が、成績が上がるまでの時間は短くなります。
特徴2 自己流でやらず言われたことをそのまま行う
現在子どもが不登校だとします。ただ、何とか成績を上げたいと思っているとします。この場合、成績を上げることよりも不登校を解決することを優先しないといけません。
そして、不登校を解決する段階においては、勉強の話はしない方が良いので、一時的に勉強の話をしないようにすることが「成績を上げるための最短ルート」になります。
成績が上がるのが早い方は、この流れを素直に実践されます。つまり、子どもの不登校が解決するまでは勉強のことは一切言いません。その結果、スムーズに不登校が解決します。
不登校解決後は、自然に勉強も頑張れるようになるので、成績も上がるのです。一方、成績が上がらない方というのは、子どもが不登校なのに「せめて宿題だけでもやったら?」という感じで勉強の話をしてしまいます。
その結果、不登校が長引いてしまい、勉強どころではなくなるのです。このように、子どもの状態によって「成績を上げる流れ」は異なります。
まずは私がお伝えした通りの流れで子どもをサポートすることが、大事です。自己流で進めているとしたら、いつまで経っても成績は上がらないので注意しましょう。
>>不登校についての記事はこちら
特徴3 結果が出なくても気にしすぎない
成績が上がるスピードは、愛情バロメータによって異なります。愛情バロメータが高い場合、3か月以内には成績は上がります。一方愛情バロメータが低いと、時間がかかることもあります。
すぐに子どもの成績が上がるお父様とお母様は、この理論を理解しています。理解しているからこそ、すぐに成績が上がらなくても、焦りません。「いずれ上がるよ」という気持ちで楽観的な対応をされます。
一方、子どもの成績が上がらないお父様とお母様は、1回のテストで成績が上がらないだけで悲観的になります。その結果、表情や態度が子どもに伝わるため、愛情バロメータを下げてしまいます。
いずれ、勉強どころか、もっと酷い問題行動で悩むようになるのです。1回目のテストで成績が上がらなくても焦る必要はありません。楽観的な気持ちで待つことが、成績を上げる最短ルートになります。
本日のまとめ
今回お伝えした3つの特徴は、成績以外の分野でも同じです。不登校を解決する時、スマホゲーム依存を解決する時、親に対する激しい反抗を解決する時も、この3つのポイントを意識するだけで、改善までの時間が短くなります。
もし一つでも意識できていないことがあったら、本日から意識してみてください。紙に書いて毎朝読んでから1日を始めるだけで、子どもが変わるスピードがどんどん速くなると思います。
明日ですが、「高校生でやりたいことが見つからない時は?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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