子どもの勉強ができるかどうかは、親の影響も大きいです。うまくサポートすれば、やる気を引き出すことができます。
そこで今回は、勉強ができる子とできない子の親にはどのような違いがあるのか、3つのポイントから紹介しましょう。
「できない子の親」の行動を取り続けていると、子どもは勉強のやる気がなくなります。成績も上がらないので注意しましょう。
本人ではなく、努力を褒める
違いの出るポイントの1つ目は「本人を褒めるか、努力を褒めるか」です。
たとえば子どもが、テストで良い成績を取ったとしましょう。このとき、「頭が良いね」と褒めるのが「本人を褒める」方法です。
「毎日勉強して偉いね」と褒めるのが「努力を褒める」方法です。勉強できる子の親は、ほぼ必ず努力を褒めています。
なぜなら本人を褒めると、子どもは「もし今後、勉強したのに成績が下がったら、頭が悪いと思われてしまう。そうなるくらいなら、最初から勉強するのはやめよう」と考えてしまうからです。
一方、努力を褒めると、今後も努力しようと考えるようになります。結果的に、成績が伸びやすくなるのです。
子どもに合った勉強環境を整える
2つ目は「子どもに合った勉強環境を整えているかどうか」です。
というのも、子どもによって勉強しやすい場所は異なります。塾が合う子もいれば、自宅の方が合う子もいるのです。
勉強できる子の親は、必ず子どもにあった勉強環境を整えています。とりあえず塾に入れておけばいいとは、考えません。
お子さんはどこが一番勉強しやすいかを考え、そこで勉強できるようにサポートしましょう。
今何をすべきかを考えている
3つ目のポイントは「今何をすべきかを考えているかどうか」です。
たとえば親子関係が悪い場合、まずは関係を良好にしないといけません。関係が悪い状態では、勉強の動機づけができないからです。
また、友達関係で悩みがあるなら、先に悩みを解決しないといけません。問題がある状態では、勉強に意識が向かないからです。
勉強できる子の親は、今何をすべきかを考えてサポートします。友達関係で悩んでいるのに「もうすぐテストだから勉強しなくていいの?」などとは言わないのです。
今お子さんは、何を求めているか?これを考えて、接することが大切です。
本日のまとめ
勉強ができる子とできない子の親には、3つの違いがあります。「本人を褒めるか、努力を褒めるか」「子どもに合った勉強環境を整えているか」「今何をすべきか考えているか」です。
もし一つでもできていないところがあれば、意識してみてください。成績UPに直結するはずです。
明後日ですが、「夜遊びをする子どもの対処法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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