ご褒美と目標が効かない子どものサポート法

ご褒美

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

来年中学生になる娘です。勉強は大嫌い、習い事も大嫌い。

選ばれることも大嫌い、リレー選手に選ばれると練習がいやで学校を休む、伴奏を頼まれると楽譜を破り捨てる。

楽しく話すこともありますが、こういう話をすると不機嫌になり、話ができません。自分に自信がないと言います。

褒めても、ご褒美を用意しても全く効き目がありません。どうしたら良いでしょうか?

もしお子さんが現在、ご褒美を用意しても勉強に対してやる気にならないとしたら、本日の内容を参考にしていただきたいです。

この内容をしっかり理解し、対応していただければ、3か月以内にはお子さんのやる気を引き出せるようになります。

その結果、定期テストの点数もグングン上がっていくと思うので、参考にしていただければ幸いです。

勉強の話をすると不機嫌になる2つの理由

愛情

今回の相談者さんの場合は、勉強の話をすると子どもが不機嫌になると書いてあります。こうなる原因は、2つあります。

ひとつは、愛情バロメータが低いことです。もうひとつは、今まで「勉強しなさい」と言い続けてきたことです。

愛情バロメータが低いこと

愛情バロメータが低いというのは、親子関係が良くないということです。この状態では、子どもは親の言うことを聞かずに反発ばかりするようになります。

今回の相談者さんの場合、楽譜を破り捨てるとあります。これは子どもが必要以上にイライラしている状態です。

愛情バロメータを上げることで、イライラする頻度が減ってきます。すると、気持ちに余裕が生まれるため、子どもの意識も勉強に向いてきます。

今まで「勉強しなさい」と言い続けてきたこと

これまでに「勉強しなさい」と言い続けてきた場合、子どもはその過去がトラウマになります。

すると勉強の話が出るたびに、反射的にイライラしたり、反発するようになります。

3ヵ月は勉強の話をしないのが最初のステップ

親子会話

これらの状況を打破するには、まず3ヶ月間は勉強の話をしないのが大事です。

子どもが小さい頃から「勉強しなさい」と言い続けてきた場合、子どもが「勉強しろしろ洗脳」にかかっている可能性が高いです。

お父様お母様が勉強の話をしようものなら、反射的に「うるさい」「静かにして」などの言葉が出てしまいます。

この洗脳を解消するには、勉強の話ではなく、子どもの好きな話をするのが効果的です。

例えば、子どもがユーチューバーのヒカキンさんが好きなら、ヒカキンさんの話をしてあげてください。

そうすると、少しずつ勉強しろしろ洗脳が解消されます。愛情バロメータもアップするので、イライラも減ってきます。

3ヵ月経ったら、再度動機づけをしてみる

ご褒美

お父様お母様が、子どもに3ヶ月間勉強の話をしなかったら、子どもにかかった洗脳は少しずつ消えます。

そのタイミングで、動機づけ(ご褒美)の話をしてみましょう。これまでのステップがうまくいっていれば、これで勉強へのやる気は引き出せます。

しかし、まだ反発するようなら、「勉強しろしろ洗脳」が解消されていないので、さらに3ヶ月待ってあげてください。

また、ご褒美と目標設定の仕方を間違えているという可能性もあります。つまり、親が無理やり子どもに勉強させようとしている状態です。

この場合、ご褒美と目標の設定を正しく行うことが大事です。7日間で成績アップ無料講座で詳しく解説しているので、参考にしていただければと思います。

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本日のまとめ

勉強

ご褒美を用意しても、子どもが勉強に対してやる気にならないのは、愛情バロメータが低いことと、これまで「勉強しなさい」と言い過ぎたことが原因です。

小さい頃から「勉強しなさい」と言い続けてきた場合、子どもが「勉強しろしろ洗脳」にかかっている可能性があります。

この洗脳を解消できれば、愛情バロメータがアップするだけでなく勉強へも意識が向くようになります。

まずは、3ヶ月間勉強の話をせずに、子どもの好きな話だけをするようにしましょう。

次に「勉強しろしろ洗脳」が解消されてきたタイミングで再度、動機づけ(ご褒美)の話をしましょう。

うまくいっていれば、ここで勉強に意識が向くようになります。

明日ですが、「保存版!読書感想文の書き方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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