子どもに伝えたい!勉強する意味とは?

勉強

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

息子は最低限の学校と塾の宿題はやりますが、テスト勉強もろくにしません。

そこで勉強をする習慣を身につけて欲しいのですが、勉強をする必要性や楽しさを感じていないため前向きに取り組めません。

勉強をした先にどんな良いことがあるのか、子どもにどう伝えればいいでしょうか?

「子どもに勉強する意味を聞かれても、どう答えたら良いかわからない」と悩んでいないでしょうか?そこで今回は「勉強する意味」についてお伝えします。

このような質問に、親としてどのように答えるかは難しい問題だと思います。改めて聞かれると、少し困ってしまいますよね。

私なりの考えをお伝えしますので、お子さんに説明するときに使ってください。きっと、やる気アップにつながるはずです。

道山が考える勉強する意味

夢

私の考える勉強する意味は、3つあります。1つ目は、夢が見つかることです。歴史を学んでお城に興味を持てば、建築家になりたいと思うかもしれません。

国語を学んで文学に興味を持てば、作家になりたいという夢につながる可能性があります。2つ目は、夢が叶うことです。医者になりたければ、医学部への入学が必須です。

医学部に入るためには勉強しないといけません。つまり、勉強して成績が上がることで、夢が叶う確率も上がるのです。

3つ目は、高校の選択肢が増えることです。勉強して成績が上がれば、幅広い選択肢の中からより自分の学力や興味に合わせた高校を選んで受験することができます。

もしお子さんから「勉強する意味って何?」と聞かれたら、答える際に参考にしてみてください(あくまでも私の考えなので、これが100%正解ではありません)。

メリットを伝えれば子どもは勉強するのか?

小学生

今回の相談者さんは、勉強する意味を伝えられていないため、子どもは勉強しないと書いてあります。

では、前述したようなメリットを伝えたら子どもは勉強するのでしょうか。これは、年齢によって異なります。小学校低学年なら、素直なので勉強するでしょう。

思春期の場合、将来のメリットよりも今の楽しさが優先です。そのため、勉強する意味を伝えても、残念ながら勉強しないと思います。

ただし、受験の直前になれば勉強するようになります。3つ目の理由である、高校進学が現実的になってくる時期だからです。

このように、同じ内容を伝えても、子どもの年齢やタイミングによって勉強するか否かには違いが出てきます。

子どものやる気を引き出す方法

ご褒美

では、思春期の子どもで、受験まで時間がある場合、どのようにやる気を引き出せばいいのでしょうか。

子どものやる気を引き出すために必要なことは、短期的なメリットです。そこで、ちょっとしたご褒美を決めてあげましょう。

もちろん、長期的な視点も大切です。ご褒美で一時的なやる気を出しつつ、前述したメリットを伝えて、長期的なやる気も引き出していきましょう。

今回の相談者さんの場合、まだ1年生です。そこで「短期:長期=8:2」くらいで進めるのがベストかと思います。

本日のまとめ

やる気

私は勉強する意味を「夢が見つかる」「夢が叶う」「高校の選択肢が増える」という3つで考えています。ただ思春期の子の場合、これを伝えても勉強しない可能性が高いです。

そこで、短期的なメリット(ご褒美)も使って、やる気を引き出していきましょう。子どもの年齢と時期に合わせて、やる気の引き出し方を変えるのがポイントです。

明日ですが、「実験結果!スマホを捨てるだけで成績UP」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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