先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
不登校になって2週間。将来に希望が持てない、何をしても面倒くさいと言います。起きてる時間は、ほぼスマホを見ています。
親の仕事の都合で、夜一人で留守番してもらう日もあり、我慢をさせていたこと、そして過干渉と放置をしてしまっていたと思います。
不登校とスマホ依存症とうつ傾向にあるのかな、と感じています。今後どう向き合っていけばいいのでしょうか。
お子さんが不登校でスマホ依存、さらに無気力でうつがある状態だと、親として将来が心配ですよね。でも、大丈夫です。
時間をかけて正しくサポートしていけば、子どもは気力を取り戻して、将来に希望を持つことができるようになるでしょう。
ただし、お子さんの状態によってやるべきサポートは異なります。なるべく早いサポートをすることで、改善につながっていくはずです。
重度のうつ状態の場合は精神科医と連携
重度のうつ状態の場合、親のサポートだけでの改善は難しいです。そのため、第三者によるサポートも同時に行っていきましょう。たとえば、
- 精神科医と連携して、薬、漢方、プロテインなどのサプリメントを使う
- 専門家のカウンセリングを受けて対応をしていく
まずは、スクールカウンセラーに、専門家のサポートを受けた方がいいのか、どこで支援を受け入れられるかなどを相談するのもいいでしょう。
軽度のうつは愛情バロメータUPから
軽度のうつ状態の場合は、親だけでも解決することができます。過干渉や放任をやめて、愛情バロメータを上げることから始めていきましょう。
親の指示は最低限(迷傷法のみ)にし、それ以外は言わないようにすることが大切です。その上で、子どもの要求を聞いてあげましょう。
子どもは、自分の頼みや要求を聞いてもらうことで親の愛情を感じるからです。
また、うつの場合、心に不安がたまっています。子どもの話を聞いて、不安な気持ちを吐き出させてあげましょう。
不登校もスマホ依存も対応は後から
不登校やスマホ依存も気になるとは思いますが、まずはうつ状態を改善することが優先です。うつ状態では、どちらの改善も難しいからです。
先ほどお伝えしたように、専門家にもサポートをしてもらいながら、子育てと体調面でのアプローチを行っていきましょう。
改善がみられてきたら、親子で軽く運動したり、ショッピングに行ったりなどもいいでしょう。
身体を動かすことで、うつが軽減するという研究結果があるからです。散歩程度でもいいので、子どもの状態を見ながら徐々に取り入れていくといいでしょう。
本日のまとめ
子どもが重度のうつ状態の場合、親のサポートだけでの改善は難しいです。医者やカウンセラーなど、第三者によるサポートも同時に行いましょう。
親の指示は最低限にし、子どもの要求を聞いてあげることが大切です。子育てと体調の両面からサポートをすることで、子どもの変化は表れやすくなるでしょう。
明日ですが、「頭がいい子の親3つの習慣」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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