早いもので、私が公立中学校の教師を辞めてから5年近くたちました。最後に受け持っていたクラスが中学3年生だったので、今年はその子たちが成人になる年です。
実は先日、成人式の2次会に参加してきました。私が勤めていた学校は大規模校なので、100名以上の教え子と5年ぶりに会いました。
その結果、いろいろとわかったことがあったので、シェアしたいと思います。この内容を読んでいただくと、どういった子育てをするのが子どものためになるのかがわかるかと思います。
ヤンチャだった子は全員立派な社会人になっていた
最初に嬉しかったことからシェアします。私が働いていた学校は、県でもベスト3に入るレベルで荒れていました。
過去の学校生活を振り返ると、正直「成人式に行って大丈夫かな?何かトラブルに巻き込まれないかな?」という不安がありました。
しかし、この不安は開始1秒で消えました。当時ヤンチャだった子たちは、みんな立派な社会人になっていたからです。
むしろヤンチャだった子ほど、早い時期から社会人になっていたので、他の子以上に立派になっていました。
この経験からわかることは「たとえ今、子どもが荒れていたとしても、5年経てば立派な社会人になる」ということです。
手がかかる子ほど、記憶に残る人間になれる
私には、教師としてあるまじき欠点があります。それは「人の名前を覚えられない」というものです。高校時代の同級生でさえ、顔と名前が一致しません。
こんな私なので、当然、生徒全員の名前を憶えているわけがありません。しかし、参加者120人中、40名ほどの子はすぐに名前が出てきました。
その子たちの共通点、それは「当時、手がかかっていた子」です(笑)取っ組み合いをしたり、トラブルがあった子どもの名前は、全員憶えていました。
この経験からわかることは「もし今、お子さんが他の子以上に手がかかっているとしたら、その子は他の子以上に記憶に残る人間になれる」ということです。
悲劇!95%の子が夢を諦めていたという事実
もう一つ嬉しかったことがありました。それは、当時クラスで作ったドリームライフシートを、未だに部屋に貼ってくれている子がいたことです。
始めた当初は、他の先生に反対されながらも、根気よく作り続けて良かったと思いました。ただ、一つだけ残念なことがありました。それは、、、
95%の子が、「当時掲げていた夢を諦めていた」ことです。夢を実現できる高校に進学させるまでは、私の力でできたのですが、95%の子はその後挫折してしまい、今は他の道に進んでいました。
夢は常に変わるものなので、これは仕方のないことです。ただ、もう少したくさんの子が「未だにプロを目指していますよ」と言ってほしかったと思いました。
もちろん、今でも、当時目指していた夢に向かって頑張っていた子もいました。その子たちが将来活躍してくれることを願っています。
本日のまとめ
教師を退職後、仲の良い子たちとはちょこちょこ焼肉を食べに行っていたのですが、ここまでたくさんの子たちと会ったのは久しぶりでした。
こういった経験ができるのは、教師の醍醐味ですね。本当に教師をしてよかったと思いました。
最後にこの経験を通して一番お伝えしたかったこと、それは「たとえ今、子どもが荒れていたとしても、5年経てば立派な社会人になるから大丈夫」です!
明日ですが、「道山のおすすめ書籍第2弾」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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