先日こんな相談を頂きました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中2娘の相談です。スマホの時間や電子機器の時間について、平日1時間半の利用と決めて1年守れたのに、年末年始の長期休みでルーズになってきました。
アドバイス通り見守ったが、図に乗ってきてスマホがほしいと要求まで。どのように改善したらよいのかアドバイス下さい。
中1のときに一次不登校気味になり、ゲーム依存が見られたので取り上げ、1年かけルールを決め取り組んでいるだけに不安です。
年末年始や夏休みなどの長期休みがあると、子どもの生活リズムは崩れやすくなります。こういったときは、どのように改善していったら良いのでしょうか?
一度崩れてしまった場合、早い段階で改善できると、その後の子育てがずいぶん楽になります。その結果、勉強も頑張れるようになると思います!
そこで本日は、長期休みで崩れてしまった生活リズムの立て直し方について解説します。
大前提!ダメなものはダメと伝えるのが子育て
最初に大事なことをお伝えします。今回は「年末年始でスマホのルールが崩れた」という相談なのですが、そもそも年末年始で崩れようが、日常生活で崩れようが、対応方法は同じです。
ダメなことはダメだと厳しく伝える。これが答えになります。元々「ゲーム依存になったら取り上げる」というルールを決めているわけなので、守れていないなら取り上げればよいです。
ここで親の対応がぶれると、子どもは混乱します。いずれ「何で1月はよかったのに、2月からダメになったの?」と言われ、余計に面倒になります。ここは厳しく対応することが大事です。
反発するかどうかは愛情バロメータ次第
では、どういった流れで取り上げるのが良いのでしょうか?子どもの状態によって対応方法は異なるのですが、一つ例を紹介します。以下のような言葉をかけてみてください。
「冬休みからずっと夜中までスマホ触っているよね?朝も遅刻しているし、このままいくといずれ体調を崩してしまう。それをお母さんは見ていられない。だから来週の月曜以降も続くなら取り上げるからね」
と伝えてください。実際に取り上げると、愛情バロメータによっては反発することもあります。それが怖いなら、愛情バロメータをあげてから取り上げるか、旦那さんに取り上げてもらうか、いずれかになります。
例外!冬休みはルールを甘くしても良い理由
冒頭で、「時期にかかわらず対応方法は同じ」ということをお伝えしました。ここで一つ補足します。冬休みなどの長期休み中であれば、若干ルールを甘くしてもOKです。
というのも、長期休みで部活がないと、子どもは暇になります。空いた時間、ずっと親が遊んであげられれるなら良いのですが、忙しい現代でそれは難しいと思います。
そこで、そういった時期だけは、スマホは2時間までというルールを「宿題が終わったら1日4時間までOK」みたいに甘くしてもOKです。
今回の相談者のように、長期休みが終わったら、再び厳しくすることだけ忘れなければ、臨機応変に対応しても大丈夫です。
本日のまとめ
長期休み明けというのは、いろいろルールが崩れやすいです。確かに、初日から元の生活に戻すのは難しいかもしれません。
ただ、1週間たっても戻らないなら、そこは毅然とした態度で対応することが大事です。ルールを緩めることは愛情ではありません。
ダメなことはダメだと伝えることが愛情です。生活が乱れていたら、参考にしてみてください。
明日ですが、「悲劇!5年ぶりに教え子と会った結果…」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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