今の子どもたちは本当に忙しいです。部活の朝練から始まり、日中は学校の授業。部活の午後連の後は、学習塾で勉強。心が休まるのは、夜の22時以降。という子がたくさんいます。
こういった生活を送っている中で、成績を上げるには、「効率よく語句を覚える」ことが大事になります。そこで本日は、わずか10分でできるある習慣を行うだけで、記憶力が3倍になる方法をお伝えします。
オール5の子は当たり前に実践しているテクニックです。よかったらお子さんにもシェアしていただけると嬉しく思います。
物事を記憶するのにはリピート学習が大事
今の日本の教育は「暗記」です。記憶力が高い子ほど、良い点数を取ることができます。では人間の脳は、どういったメカニズムで物事を覚えているのでしょうか?
実は、人間の脳というのは、ほとんどの知識を忘れるようにできています。これは、何か辛いことがあったとき、すぐに忘れられたほうが、楽しく人生を送ることができるからです。
つまり、普通に勉強しているだけでは、覚えたものはすぐに忘れます。では、どうしたら記憶を定着させることができるのかというと、脳は「繰り返し入ってくる知識=重要な知識」と認識します。
脳に「これは重要な語句だから覚えなさい」という命令を出そうと思うなら、とにかく繰り返し学習する(リピート学習)ことが大事なのです。
エビングハウスの忘却曲線からわかる適切な復習のタイミング
ではどういったタイミングで繰り返し学習を進めていけば良いのか?エビングハウスの忘却曲線という言葉を聞いたことはありますか?昔、エビングハウスという研究者の人が、覚えた知識はどれくらいの時間で何%忘れるかを調査した結果をまとめたグラフです。
>>エビングハウスの忘却曲線
このグラフによると、人間は1時間後には覚えた知識の半分を忘れてしまうそうです。正直、ショックですよね?1時間かけて語句を覚えても、1時間後には最初に覚えた知識の半分は忘れてしまうからです。
じゃあどうしたら良いのかというと、そのタイミングで復習をすればよいのです。忘れてしまうぎりぎり前に、もう一度復習することで、脳みそが「この知識は重要だ」と理解するからです。
勉強終了後の10分で記憶定着率が変わる
このメカニズムを理解すると、あなたの記憶定着率を大きく上げる習慣が見えてきます。毎日勉強を終える最後の10分で、1日に学んだことを復習すればよいのです。
今日、あなたは社会のワークを2時間かけて6ページ分覚えたとします。このまま寝てしまったら、明日には3ページ分は忘れてしまいます。そこで、勉強を終えた最後の10分で、もう一度6ページ分見直すのです。
かける時間は10分でかまいません。ざっと目を通すor口に出す程度でOKです。ようやく勉強が終わった!と思ってスマホを触りたいという気持ちをぐっとこらえ、10分だけ勉強に充てましょう。
それだけで、翌日の記憶定着率が大きく変わります。テスト前の勉強時間が、10分以上短縮できると思うので、結果的には短い時間で効率よく点数を上げることができます。
本日のまとめ
勉強が終わった瞬間、多くの子は「終わったー」と言って、すぐにスマホを触ってしまいます。オール5の成績を取っている子たちは、ここで10分だけ我慢して、1日に学んだ知識を復習します。
かかる時間はわずか10分です。しかし、この10分が勉強効率を大きく上げてくれます。結果的に、テスト前にやらないといけない勉強量が少なくて済むのです。
必死に勉強したのに、なかなか覚えられないと悩む人生か、10分だけ頑張って、楽に高得点を取る人生、あなたはどちらを選びますか?
なおこういった効率よく記憶をするテクニックについては、7日間で成績UP無料講座でもいくつか紹介しているので、よかったら参考にしてみてください。
>>7日間で成績UP無料講座
明日ですが、「保存版!冬休みの勉強法と過ごし方」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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