先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
以前何かの動画で、中学生入学当初の4月から6月くらいまではあまり煩く言わないようにと言われていたと思います。
もし、それで勉強しなくて(最初は)成績悪くてもOKと言う事でしょうか?
お子さんに勉強をさせたいお父様お母様は多いです。しかし、そのタイミングを間違ってしまうと、子どもはまったく勉強をしません。
それどころか、親への反発から不登校などの問題行動に発展してしまう可能性まであります。そこで今回は、勉強をさせるベストなタイミングをお伝えします。
この記事の内容を理解していただければ、スムーズに勉強させることができるので、成績もグングン上がっていくはずです。
子どもが勉強できる3つの条件
最初に大事なことをお伝えします。子どもが自分から「勉強しよう」と思えるようになるには、これからお伝えする3つの条件が重なっていることが大事です。
親子関係が良好
親子関係が悪く、家庭内がギスギスしている状態だと、子どもの気持ちが勉強へ向きづらくなります。そのため、家庭が落ち着ける場であることが重要です。学校生活が良好
家庭内が円満でも、学校で友達と揉めていると日々の意識はすべてそこに向けられてしまいます。この状況では、勉強に集中できません。勉強するメリットがある
子どもは、心の底から行きたい学校が決まっていると、そこに合格するために勉強を頑張ることができます。このように、勉強するメリットが明確かどうかは重要です。中学入学当初は勉強の話はするな
今回の相談者さんが見てくださったのは、私のメルマガとラインの友達登録をしてくださっている方のみに年1回配信している「新中学1年生向けの動画」だと思います。
そこでもお伝えしたのは、前述した「学校生活が良好でないと子どもは勉強に意識が向かない」という内容です。
中学校に入学した当初、子どもたちは新しい環境に慣れるため、必死に頑張ります。新しい校則や友達関係、部活の上下関係などで頭がいっぱいになっています。
そういった状態の時に勉強させようとしても、意識が向きません。無理に進めようとすると、不登校などに発展してしまう可能性があがります。
まずは子どもの日々のがんばりに目を向けるようにしましょう。勉強は落ち着いてからさせれば大丈夫です。
成績が下がってもいいのか?
今回の相談者さんは、勉強しなさいと言わないことで成績が下がっても良いのかということを気にされています。これに対する私の答えは「OK」です。
入学して間もない頃、なんとしてでも勉強させたいと思うのは当然です。ただ、目の前のテストよりもだいじなことは、今後の3年間です。
今無理して勉強させても、友達とうまくいかなかったり、何か悩みを抱えたままではいずれ勉強に集中できなくなります。
そうなると、高校受験にも失敗してしまうので、まずは楽しい3年間を送る土台を固めるようにさせましょう。
本日のまとめ
子どもが勉強を頑張れる条件は、親子関係と学校生活が良好であることと、勉強するメリットがあるという条件が揃っていることです。
中学校に入学してすぐの頃、子どもは学校に慣れるのに必死です。友達関係や部活動での上下関係、校則などに慣れるために毎日がんばっています。
勉強どころではないので、まずは日々のがんばりに目を向けて、子どもが勉強できる環境を整えてあげることから始めましょう。
大事なのは目先のテストではなく、今後の3年間です。子どもの将来が明るくなるように、焦らず勉強に集中できるタイミングを待ちましょう。
明日ですが、「保存版!小学校6年間の復習方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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