私は毎月5~10冊程度、いろいろなジャンルの書籍を読んでおります。大半は子育てに関するものなのですが、視野を広げるために他のジャンルも読んでいます。
最近2冊、子育て以外のジャンルでお勧めできるものがあったので紹介します。なお私は思春期の子育てアドバイザーという立場なので、ジャンルは違えど子育てに役立つ書籍になります。
素敵なご臨終:廣橋猛先生
>>素敵なご臨終
こちらは緩和ケア治療で有名な廣橋先生(道山も何度か直接お会いして、お話を伺ったことがあります)の書籍なのですが、非常にお勧めです。
なぜお勧めなのかというと、この書籍を読むとあなた自身が自分の親に対する向き合い方が変わるからです!!親の死を意識することで、改めて優しく接することができるのです。
するとどうなるか?実はあなたのお子さんは、あなたが親に対してどう接しているのか、どう考えているのかを見ています。自分の親に対して、
- 憎しみ
- 怒り
- 感謝
- やさしさ
そういった意味で、こちらの書籍は価値観を大きく変えてくれるので、おすすめです。
かがみの孤城:辻村 深月先生
>>かがみの孤城
2018年度の本屋大賞を受賞した作品なので、既に読まれているかもしれません。
こちらは物語なのですが、なぜお勧めなのかというと「描かれている子どもたちの心理が、不登校の子どもたちの心理をわかりやすく描いている」からです。
例えばあなたのお子さんが、現在不登校だとします。あなた自身は、過去に不登校になったことがないとします。であれば、不登校の子供の気持ちって理解が難しいと思います。
そんな時に、この書籍を読むと「不登校の子って、こういった友達の言葉や行動でさえ気にしちゃうんだ」というのが理解できます。
また主人公のお母様が、子どもにかける言葉と気持ちの違いについてもすごく共感できます。言葉では「辛かったら休んでいいよ」と言っているのに、心の中では「何でいけないの?」と思っていて、それが子どもに伝わっています。
その結果、子どもが苦しんでいるという状態がものすごくわかりやすいです。今お子さんが不登校で悩まれていたら、是非読んでみてください。
本日のまとめ
私たちはどうしても、子育て本に目が行ってしまうと思います。特に「頭が良くなる」「子どもの才能が目覚める」「できる子に育てる」などと書いてあると、つい手に取ってしまうと思います。
もちろん、子どもに正しく向き合っていくうえで、子育て本を読むことは大事です。子育ては、最もリターンのある投資なので、おそらく1000円の書籍を読めば、10000円以上のリターンがあると思います。
ただ、たまには気分を変えて、違った書籍を読むと良いです。特に物語などの場合、主人公が子どもだと、子育てにも役立つことが多いです。
本日紹介した2冊は、40代で思春期の子どもがいるお父様お母様であれば絶対に役立つ書籍なので、良かったらチェックしてみてください。
明日ですが、「中学生向け!足を速くする方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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