お子さんが、すぐに心が折れてしまったり、嫌なことがあるとすぐにやめてしまったりすると、少し心配ですよね。
実際、メンタルの弱さが原因で、若者の早期離職は年々増えています。「強いメンタル」を身につけるには、「やり抜く力」を育てることが大切です。
そこで本日は、GRIT「やり抜く力」という大ベストセラーを元に、「強いメンタルの育て方」を解説します。
一部、書籍とは少し内容が異なる部分(私の個人的な意見)もありますので、ご理解いただければと思います。
ハーバード大学の研究
GRIT「やり抜く力」では、次の研究結果が載っていました。ランニングマシンでどれだけ走れるかという「トレッドミル実験」です。
これによると、たくさん走れるかどうかは体格や基礎体力ではなく、努力できるかどうかが関係することがわかりました。
さらに、この実験で努力できた人は、その後の人生もうまくいっているそうです。
つまり、努力できる(やり抜く力がある)子に育てることができれば、幸せな人生を送ることもできるのです。
やり抜く力を育む4ステップ
著書GRITによると、やり抜く力を育てるためには、4つのステップがあります。
1つ目は、興味です。人は、興味があることには、なんでも挑戦できます。継続することもできるでしょう。
2つ目は、練習です。好きな分野は、上達したいという気持ちが出てきます。すると、練習を続けることができるでしょう。
3つ目は、目的です。目的のない練習はやる気が出ません。なんのために練習をしているのかを、子どもにわからせましょう。
4つ目は、希望です。希望がないとくじけます。頑張れば絶対に実現できるという希望を持たせることで、継続し、やり抜く力を育むことができるのです。
続けられるかを決める要素
この4ステップのほかに「優秀な指導者に出会えるか」も、やり抜く力を育てるための大事な要素です。
いい指導者だと、練習を楽しいと感じることができるからです。また、威圧的な指導をすると、やる気を損なうことも、ある研究からわかっています。
そこで、子どもに合っていない指導者であれば、所属するチームを変えましょう。個人競技なら、個別レッスンを依頼するのもおすすめです。
今の指導者のやり方は間違っていないかも、親がチェックしましょう。
希望をもって継続させる方法
超一流の人を研究し続けたアンダースエリクソンは、面白いことを発見しました。
それは、何かの分野でずば抜けた結果を出している人は「意図的な練習をしている」ということです。
長時間の練習をすれば、誰でも一流になれるわけではありません。時間よりも大切なのは、「意図をもって練習すること」なのです。
たとえば水泳で上達したいなら、ただ何時間も泳ぐだけでは上達しません。「今月中に50mを〇秒で泳ぐ」「そのために今日は25mを5本泳ぐ」
という長期的な目標と短期的な目標を定めた上で練習をすることが、大切なのです。
本日のまとめ
これからの時代、やり抜く力を育てることは大切です。そのうえで、本日紹介したGRIT「やり抜く力」は、大変勉強になりました。
>>GRIT「やり抜く力」
特にお子さんが、スポーツや芸術の分野でプロを目指している場合は、必読の1冊だと思います。
明日ですが、「出席停止は受験に響くのか?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!強いメンタルの子に育てる方法
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