1か月で中学校を崩壊させる方法

部活顧問

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先日カンブリア宮殿と言う番組で、
リーフラスという会社が報道されていました。
この会社が本当によい行いをしていますので、
最初に少し紹介させていただきます。

リーフラスのスポーツ教室の評判がすごい!

剣道
リーフラスと言う会社は何をしている会社かと言うと、
小中学生向けにスポーツ教室を運営している会社です。
サッカー、野球、バレー、バスケ、剣道など、
様々なスポーツクラブを運営されています。

 

でこのスポーツクラブの何がすごいのかと言うと、
方針が素晴らしいです!

 

基本的にスポーツクラブと言うのは、
「試合に勝つこと」を一番の目標としています。
これはとても良いことです。

 

ただこの方針だと一つデメリットがあります。
それは何かというとレギュラー争いが厳しくなるため、
レギュラーに入れなかった子は楽しくなくなります。

 

またレギュラーに入れない子は、
「自分は負け組だ」という価値観になるので、
おのずと自己肯定感が下がります。

 

これをなくしたのが、
リーフラスのスポーツクラブの方針ですです。

 
  • とにかく子どもを褒める
  • 試合に出るメンバーはいつも順番
  • 勝つことよりも楽しむことを目標としている
という方針のもとに活動されています。

 

だから子どもたちの自己肯定感がどんどん伸びます。
また成長スピードを上げるために、
他人とレギュラー争いという形ではなく、
自分自身のレベルを上げるためのテストなどがあります。

 

だから子どもたちも練習を頑張ります。
スポーツの方針については賛否両論あるので、
この方針が100%良いかはわかりません。

 

ただ私自身はこの形の方が、
結果的に子どもたちは伸びるのかなと思います。

中学校の部活動を外部に委託すると学校が崩壊する?

中学部活
ただ番組を見ていて少し気になったところがありました。
それは何かというと、今中学校の部活を外部に委託しよう
という取り組みが進んでいるというところです。

 

リーフラスはその最初の企業として、
大阪の学校の部活動を見ているそうです。
私はこの取り組みについては少し危険だなと思いました。
※これはリーフラスが悪いという話でありません。

 

何が危険なのかと言うと、
中学生という時期はとにかく荒れやすい時期です。
だから子どもたちは平気で先生に反発します。
その結果学校は荒れやすくなるわけです。

 

ただ唯一子どもたちが逆らえない先生がいます。
それは誰かと言うと部活の顧問の先生です。

 

顧問の先生と言うのは、
子どもたちからするとスターであり、絶対的な存在です。
逆らうなんて考えられないのです。

 

だから今の中学校と言うのは、
もし子どもたちが荒れてしまったら、
部活動の先生に指導してもらうことが多いです。

 

普段から人間関係ができているので、
子どもたちも素直に聞き入れるのです。
では部活動を外部に委託してしまったらどうなるのか?

 

もし子どもたちがあれてしまった時、
それに対して指導する先生がいなくなってしまうのです。

 

もちろん担任の先生や生徒指導の先生が
指導すればよいのですが、
どれだけ担任の先生や生徒指導の先生が頑張っても、
部活の顧問の先生以上に子どもと信頼関係を創ることはできません。

 

それくらい部活動と言うのは、
子どもたちと信頼関係を創るうえで大切なものなのです。

部活動をやりたくない教師と部活動が生きがいの教師

顧問の先生
ではなぜ今部活動の外部委託が始まっているのかと言うと、
それは部活動をやりたくないという教師が増えているからです。

 

私も部活動をやっていたのでわかるのですが、
確かに部活の顧問になると、

 
  • 平日は毎日18時まで部活に拘束される
  • 土日も部活に拘束される
という状態なので、
プライベートが本当になくなります。

 

にもかかわらず給料はほとんど出ません。
※都道府県によっては出る所もあります。
だから教師が反発する気持ちはすごくわかります

 

そういった先生たちからすると、
部活動の外部委託は本当に良い取り組みだと思います。
ただ先生たちの中には、部活動が生きがいの人もいます。

 

その先生たちからすると、
外部委託なんてされたらたまったものではないと思います。
今の学校教育はこういった問題があるのです。

部活動は教師がやるべきか外部委託すべきか?


ではどうするのが良いのかと言うと、
私個人としては、先生に選択してもらうのが良いのかなと思います。

 

要するに、

 
  • 部活をやりたい先生はやる
  • やりたくない先生はやらない
と言う感じで選択できるようにするのが良いと思います。

 

そしてその時に、部活をやる先生とやらない先生で、
少し給料に差をつけると良いと思います。
その差+国の支援で、やりたい先生がいない部活は、
外部委託するのが良いのかなと思います。

 

必ず部活をやりたい先生もいると思うので、
その先生がいれば学校ある程度は落ち着くからです

もちろんこれは私だったら・・・
という考えなので、これが正解だとは思いません。

 

ただ今の学校と言うのは、

 
  • 部活で成り立っている。
  • 部活をやりたくない先生もいる
  • 逆に部活が生きがいの先生もいる
 

のでみんなにとってメリットのある方針に
してもらえたら日本はさらに良くなるのかなと
私自身は思います。
※あくまでも道山はそう思うと言うだけです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ

 

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道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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