高校受験まで残り3ヶ月を切ったものの、なかなか偏差値が上がらず、不安に感じていませんか?
実は、中3の冬からやるべき勉強法があります。受験は戦略が全てです。
ここで正しい方法で対策を行えば、偏差値は上がりやすくなり、志望校合格を目指せます。受験生の親子は、必ず目を通していただければ幸いです。
目次
志望校の最終確認をしよう
勉強の前に、まずは現在の偏差値と志望校の偏差値を見直しましょう。
偏差値に10以上の差がある場合、12月までに偏差値が上がらないようであれば、志望校のレベルを見直さないといけないからです。
ただし、完全に諦める必要はありません。滑り止めを受ける形であれば、調整しても大丈夫です。
偏差値が5以内の差に収まっている場合、これまでの学習を続けていけば、志望校合格の可能性は高いでしょう。
勉強法のポイント
やり方は、これまで行ってきた状況によって異なります。今回は、大きく2つにわけて解説しましょう。
これから受験勉強を始める場合
まずは残り3ヶ月で、受験対策問題集(薄いものでOK)を3回繰り返すことを目標にしましょう。3回繰り返すことで、基礎を固めることができるからです。わからない問題は誰かに教えてもらうようにしましょう。
受験までの時間は限られているため、悩んでいる時間をできるだけ少なくすることが重要です。
これと並行して、英単語、英熟語、漢字などの暗記項目は、毎日覚える数を決めて少しずつ進めましょう。
すでに受験勉強をしてきている場合
これまでコツコツ勉強してきた場合は、現在の勉強内容を見直しましょう。今のペースで行けば、受験対策問題集を3回繰り返せそうなら、そのまま続けていきます。
無理そうなら基本問題だけに絞るなどして、必ず3回は繰り返すことができるようにしましょう。
新しい問題集に手を出すのではなく、今取り組んでいるものを終わらせることが大切です。
暗記項目も同じです。今のペースで目標の数が覚えられるかチェックし、難しそうならペースを上げるなど調整しましょう。
12月までに過去問を3回解こう
過去問演習は、志望校合格に向けた重要なステップです。12月までに、少なくとも3年分は解くようにしましょう。目的は、3つあります。
- 問題を解くペースや順番を把握する(当日は時間配分が勝敗を分けるため、解く順番やペースを掴んでおく)
- 問題の雰囲気に慣れる(本番に近い環境で時間を計って解くことで、時間感覚にも慣れる)
- 間違えた問題をチェックする(類似の問題が出ることが多いため、間違えた問題は重点的に復習する)
親は、ワークの丸付けを代わりにやってあげたり、生活リズムを子どもに合わせるなどをして、子どもが集中しやすい環境を整えましょう。
子どもの気持ちに寄り添い、サポート役に徹することが、親子で受験を乗り越えるコツです。
本日のまとめ
秋からの高校受験対策で大事なことは、現在の偏差値と志望校の偏差値を改めて確認することです。
ギャップが大きい場合は志望校のレベルを調整しつつ、押さえの学校も検討しましょう。
また、基礎固めとして、問題集は3回繰り返し、暗記項目も計画的に進めることが大切です。
12月までに過去問を3年分解いて、解く順番や時間配分に慣れ、間違えた問題を重点的に復習しましょう。
明後日ですが、「ごほうび作戦がうまくいかないときの対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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