子どもにとって、親の愛情は不可欠のものです。愛情が不足していると、さまざまな点に問題が起こります。
そこで今回は、愛情不足になっている男の子にはどのような特徴があるのか、5つのポイントを紹介しましょう。
愛情不足になっていることに気がつけないと、親子関係がどんどん悪化して、取り返しが付かなくなります。そうなる前に、対応することが大切です。
愛情不足の子どもで一番わかりやすい3つの特徴
愛情不足の男の子の5つの特徴のうち、まずはわかりやすい3つの特徴から紹介しましょう。
1つ目は「カッとなりやすい」ことです。愛情が不足していると、心の器が小さくなり、イライラしやすくなります。
2つ目は「親との会話を極端に避ける」ことです。特に男の子は、女の子よりも会話を避ける傾向があります。極端に話したがらない場合は、注意しましょう。
3つ目は「毎日の生活にやる気が出ない」ことです。親の愛情は、子どもの心のエネルギー源です。そのため、愛情不足になると、無気力になります。
もちろん、ADHDの子は他の子と比べてカッとなりやすかったり、部活で疲れて無気力になることもあります。あくまでも、特徴の目安として考えてください。
人を信じられなくなると危険
愛情不足がさらに進むと、4つ目の特徴である「人を信じられない」が出てきます。
多くの子どもは、自分のことを愛してくれないと思う親のことを信じることができません。
一番身近な親が信じられない状態では、当然他人全般が信じるのも難しいでしょう。つまり、人間不信に陥ってしまうのです。
すると、友達のことも信頼できなくなるため、人間関係がうまくいかなくなります。やや、危険な状況です。
最悪なのは、未来に希望を持てない
愛情不足が最悪の段階まで進むと、5つ目の特徴「未来に希望を持てない」状態になります。
というのも、子どもは親から愛されていないと感じると、「自分は価値のない人間だから、愛してもらえないんだ」と考えます。
価値がない人間の未来が明るくなるとは、さすがに思えないですよね。これが「未来に希望が持てない」と感じてしまう理由です。
さらに状況が悪化すると「生きている意味がない」と感じてしまい、取り返しが付かないことになる可能性もあります。
そうなってからでは遅いです。そこで、少しでもこういった変化が出てきたら、子どもの要求をできる限り聞く、無条件で愛するなどをして、愛情不足を解消しましょう。
本日のまとめ
愛情不足は、子どもにさまざまな問題を引き起こします。重度になると、関係改善も難しくなってしまいます。
まだ初期段階なら改善もすぐにできるので、早い段階から愛情バロメータの向上に努めましょう。
明日ですが、「ゲーム時間を守らない子どもの改善法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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