帰宅時間が遅い中学生への対応

夜の住宅

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

中2女子、五月雨登校。学校を休んだ日も友達と遊んではいたのですが、最近は帰宅が遅く0時になっても帰って来ない日もあります。

位置情報アプリを入れているので居場所はわかりますが、心配してることや、危険なことをいくら伝えてもわかりません。どうしたら良いでしょうか?

居場所がわからない時は警察のお世話になったこともあります。シングルで父親はいません。

中学生の子どもの帰りが遅いのは、親として心配ですよね。何かしらの事件に巻き込まれるリスクも、高くなるでしょう。

そこで今回は、子どもの状況別での対応方法をお伝えします。何かあってからでは遅いので、状況に応じた対応を早急に行いましょう。

子どもの命を守り、家庭で落ち着いて過ごすことができるようになるはずです。子育ての心配や将来への不安も減ると思います。

なぜ、帰宅時間が遅くなるのか?

親子

なぜ、子どもの帰宅時間が遅くなるのでしょうか。理由は主に2つあります。

1つ目は、家にいたくないからです。家に帰ると親から叱られる、いつも親がイライラしていて空気が悪い、こんな状況では帰りたくないでしょう。

この場合、愛情バロメータを上げて、子どもにとって居心地のいい楽しい家庭を作ることが大切です。

2つ目は、誘いを断れないからです。友達からの誘いを断れず、仕方なく付き合っているケースもあります。

この場合、親だけのサポートでは解決が難しいでしょう。次にお伝えする、第三者との連携が必要です。

誘いを断れない時の対応法

連絡する

遅い時間まで誘ってくる相手が、学校の友達や部活の先輩の場合、子どもに許可を得た上で学校の先生に相談しましょう。

先生経由でその親に連絡をしてもらったり、夜見回りをしてもらったりすることで、解決できるはずです。

相手が他校の友達やSNSでつながった友達であれば、警察や児童相談所に相談しましょう。

ただし、警察や児童相談所の場合、事件にならないと動いてくれないこともあります。改善がスムーズにいかないことも多いでしょう。

危険な場合は全寮制フリースクールを検討

フリースクール

第三者に頼れないときには、愛情バロメータを上げて叱れる関係をつくったり、周りの環境を遮断したりするしかありません。

しかし、早急に対応しないと危険なことも多いです。悪い大人が絡むと、売春、薬物、窃盗など取返しのつかないことに巻き込まれる可能性もあるからです。

この場合、全寮制フリースクールに相談して、子どもを預かってもらうことも検討するといいでしょう。

優良な全寮制フリースクールであれば、子どもの問題行動を改善して、更生させてくれます。強制的に離すことも、時には必要でしょう。

本日のまとめ

主婦

子どもの帰宅時間が遅くなる理由は、「家に帰りたくないから」「誘いを断れないから」のどちらかです。

前者の場合は、子どもが帰りたいと思える、居心地のいい家をつくることを日頃から心掛けましょう。

後者の場合は、学校の先生や警察、児童相談所との連携が必要です。それでも改善しない場合、全寮制フリースクールも検討するといいでしょう。

明日ですが、「自己肯定感が高い子の親の特徴3選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!帰宅時間が遅い中学生への対応

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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