子どもの偏食や野菜嫌いに悩むお父さんお母さんは、少なくありません。
ただし、健康的な食事を気にしすぎた結果、食事どころではない生活になってしまうこともあるでしょう。
そこで、思春期の子の食事で意識すべき内容を3つお伝えします。
世間一般で言われていることとは異なることもありますが、意識できれば思春期の子育てを格段にラクにできるはずです。
ポイント1.健康よりも好き嫌いが大切
健康のために野菜を増やす、牛肉よりも鶏肉を使う、白米よりも玄米にするなど、健康を考えるとできることはたくさんあるでしょう。
ただし、子どもが望んでいないのに無理やり食べさせるのは「過干渉」です。
結果的に親子関係が崩れて、子どもの問題行動やひどい反抗期につながるでしょう。
大切なのは、「子どもが食べたいと思っているものを作ってあげること」です。
若いときは何を食べても健康なので、健康的な食事を強制しすぎないようにしましょう。
ポイント2.手料理の頻度は週5回以上が理想
仕事が忙しくて帰宅後に料理を作れない、そもそも料理が苦手で作るのが億劫という方は多いでしょう。
ただし、手料理はできる限り週5回以上が望ましいです。なぜなら、
- 料理を作る頻度が週に5回を下回ると、急に愛情バロメータが下がる(親子関係が悪くなる)
- 小さいころからたくさん子どもに料理を作ってきてよかったと思っている親が非常に多い
子どもは、親が料理を作ってくれるだけで愛情を感じます。もちろん大変ではありますが、効率のいい愛情の伝え方といえるでしょう。
ポイント3.ちょっとした工夫
食事の際にちょっとした工夫ができるかどうかが、親の腕の見せ所といえるでしょう。たとえば、食事の出し方です。
子どもの好物を出すだけではなく、「○○の好きなとんかつ作ったよ。今日はおろしソースにしてみたよ」などと伝えることで、
いつもとの違いでより嬉しさを感じてもらえるでしょう。他にも、
- 無理に野菜を食べさせるのではなく、さりげなく野菜パウダーを味噌汁に混ぜる
- にんじんやかぼちゃなど甘みのある野菜は、パンケーキの生地に混ぜる
本日のまとめ
健康的な食事を意識しすぎて子どもに強制させると、別の問題行動や反抗につながります。
子どもの好き嫌いを意識して、できる限り手料理の日を増やしましょう。
ちょっとした工夫をすることで、子どもが受け取る愛情は、何倍にもなるはずです。
明日ですが、「勉強しない中学生のやる気を出す方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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