先日こんな相談を頂きました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
中学2年生の娘がいます。9月になってから、頭痛や腹痛が頻繁にあります。原因がわかりません。
病院も行きました。時間帯は、決まってなく、平日休日も決まってません。首や肩の凝りもあります。
辛そうで、今後親はどうしてあげればよいでしょう。
実は私自身も中学生のころ、毎日頭痛に悩まされていました。今振り返ると、その原因は2つあったことがわかります。そこで本日は、子どもが原因不明の頭痛や腹痛が続き、どうしたら良いかわからない場合の対応法を紹介します。
頭痛や腹痛が治ると、学校を休む確率が大きく減ります。その結果、成績も上がるようになりますし、受験の成功率もグングン上がりますよ!
原因1 学校で抱えたストレスが解消できていない
私は医者ではないので、あくまでも子育て目線からのアドバイスになるのですが、子どもはストレスがたまると頭痛や腹痛を起こします。よくテスト当日になるとお腹を壊してしまう子がいるのですが、あれはまさにテストのストレスが原因です。
では、どうしたらストレスが解消できるのでしょうか?一番大事なことは、家庭の居心地を良くすることです。あなた自身に置き換えて考えてみるとわかるのですが、社会というのはストレスがたまる場所です。
子どもなら学校、親なら会社が社会です。そのストレスを唯一解消できるのは、週末に好きなことをしてリフレッシュしたり、自宅でお酒を飲んだり、ゴロゴロテレビを見て休むことですよね?
子どもたちは、週末にリフレッシュというのが難しいので、唯一ストレスを解消できるのは自宅なのです。もし自宅が居心地の悪い場所だったら、ストレス解消どころか逆にストレスがたまってしまいます。
だから、自宅にいるとき、とにかく心のストレスが取れる環境を作ることが大事です。※詳しいやり方は、思春期の子育て講座で解説しています。
>>思春期の子育てメール講座
原因2 思春期特有のホルモンバランスの乱れ
「上記の講座を読み、子どもにとって居心地の良い環境を作っているのに、子どもの頭痛や腹痛が治らない」ということであれば、おそらく思春期特有のホルモンバランスの乱れが原因です。私がサポートしている方の中にも、こういった方はいます。
この場合、無理させないことが大事です。親がすべきことはきちんとできているので、時間が経てば治ります。ここで親が焦って、子どもを頑張らせようとすると、居心地の悪い家庭に戻ってしまいます。そうなると、症状がますます長引きます。
「思春期特有の症状だから仕方ない」「今は無理しないようにしよう」という軽い気持ちで、子どもを見守ってあげてください。あまりにひどい場合は、病院に行って鎮痛剤などをもらうのも良いと思います。※私は結構使っていました。
ホルモンバランスの乱れは、子どもによって個人差があります。兄弟で同じ子育てをしていても、頭痛や腹痛が酷い子もいれば全くない子もいます。あまり、難しく考えないようにしましょう。
親ができることが何かを考える
この2つの原因を読んで、あなたはどう感じましたでしょうか?もし「原因2は、親の努力でコントロールできることではない。だから、原因1だけ解消できるように子育てを頑張ろう」と思えたら立派です!子育てだけではなく、なんでも同じですが、問題には
- 自分の努力だけで解決できる問題
- 自分の努力だけでは解決できない問題
本日のまとめ
原因不明の頭痛や腹痛で子どもが悩んでいると、親としても非常に辛いと思います。「自分の子育てが悪いのか?」と考えてしまうこともあるでしょう。しかし、ホルモンバランスの乱れが原因のこともあります。
これは、親の力だけではどうにもなりません。大事なことは、今自分ができることは何かを考え、そこに意識を向けることです。誰もが必ずできる「愛情バロメータを上げること」を、意識するようにしましょう。
明日ですが、「大学入試の推薦をもらう方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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