心の強さは、大人になってからの生活にも大きな影響を与える要素です。
肉体や勉強と違って、心を強くするのは、大人になってからでは難しく、子どものころからどんな環境で育ってきたかが大きく影響します。
そこで今回は、心の強い子を育てるための3つの方法を紹介しましょう。心が強くなれば、辛いことがあっても乗り越えられます。
お子さんが将来何かに挫折し、鬱になったりする確率もかなり減るはずです。
良好な親子関係を作る
子どもの心を強くするために、何より欠かせないのは良好な親子関係です。
親子関係が良好だと、子どもは「何かあっても親が守ってくれる」と思うので、いろいろなことに挑戦できるようになります。
すると、この後紹介する心を強くするステップが行えるようになるのです。また心の強さは、これまでの人生で受け取ってきた愛の量でも決まります。
たくさんの愛をもらって、心の器が大きくなっていれば、少し嫌なことがあっても受け止められるようになるからです。
挑戦して失敗する経験をさせる
人の心が強くなるのは、つらいことを乗り越えた瞬間です。
部活や恋愛、受験など、子どもにもたくさんの失敗を味わう瞬間があります。こうした失敗を味わいながらも、それを乗り越えた時にこそ心が強くなります。
もちろん、自らの意思で失敗する人はいません。成功したいと強く思いながら、それでも失敗する経験が重要です。
そのためには、何度でも挑戦したいと思える環境が重要です。良好な親子関係がもたらす「いろいろなことに挑戦できる」という効果は、ここに効いてきます。
本当に困ったときは親が助ける
心の器が大きくなっていると、ちょっとしたつらい出来事なら自分で乗り越えられます。
ただ、あまりにも大きなつらい出来事は、子ども1人では受け止めきれません。そんな時こそ、親の出番です。
子どもが感じているつらさを共有して、一緒に泣いて、励まして、元気が出るような好きな料理を作る、そんなサポートが子どもの心をより強くします。
一人では挫折してしまうことも、親と一緒に乗り越えられれば、心を強くする糧になるのです。
本日のまとめ
子どもの心を強く育てるためには、親子関係を良好に保つことが重要です。
子どもが親のことを信頼していると、さまざまなことに挑戦できるようになり、大きな失敗も一緒に乗り越えられるようになります。その経験が、心を強く育ててくれるのです。
明後日ですが、「子どもとの適切な距離感とは?」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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