時代は日々変わっています。子どもたちが将来活躍できる育て方も、時代によって変わっています。では今の時代、どういった育て方をすればお子さんは将来活躍できる人間になるのでしょうか?
実は通知表をチェックするとその子が将来活躍できるかどうかがわかります。そこで本日はどういった通知表の子が将来活躍できるかについて私なりの意見をまとめます。
もし本日紹介する通知表に該当していたら、お子さんは将来活躍できる子になる可能性が高いです!
今まではオール3の子が優等生
今から20年ほど前までの時代は、とにかく欠点が少ない子が重宝されました。内申点で言うとオール3の子です。オール3というのは特に悪い部分がないということです。
なぜオール3の子が重宝されたのかと言うと、当時は大企業が大活躍している時代でした。台湾の企業に買収されてしまったシャープが代表例ですが、大企業に就職できれば勝ち組でした。
その大企業は、欠点が少ない人材を求めていたので、教育業界もとにかくオール3以上の子を育てようと頑張っていました。お子さんがほとんど4で、国語だけ1だと、
「国語の1をなくさないとまずいね。もっと頑張らないといけないね」と叱られたわけです。
これからはオール2+1教科5が優等生
シャープが買収されたり、東芝の白物家電事業が買収されたりしている姿を見ると、大企業に就職できたら勝ち組という時代は終わりつつあるのがわかると思います。
では今活躍している人たちってどういう人でしょうか?その代表例がYouTuberです。例えばバイリンガールの吉田ちかさんは、様々な場面で使えるフレーズを英語で話す動画をUPし、100万人以上のファンがいます。
吉田ちかさんはワシントン大学を卒業しているので、成績は優秀です。ただ英語だけずば抜けて話せて、それ以外が得意でなかったとしても、今の仕事ができていると思います。
つまり、これからの時代は何か一つだけでもずば抜けた能力がある子が活躍できるのです。ほとんどの教科の評定が2や1であっても1教科だけ4や5がある子は勝ち組になれる可能性があるのです。
ほとんどの能力は通知表には載っていない
「道山先生、うちの子はオール2で、5は1つもありません。」とあなたは思ったかもしれません。大丈夫です。なぜなら通知表には、文科省が定めた9教科の成績しか載っていないからです。
つまり、ゲームの能力が群を抜いて優れていたとしてもそれは通知表には載らないのです。どんな子とでも1日で仲良くなれるコミュニケーション力があったとしても、通知表には載らないのです。
だから仮に今お子さんの通知表が悪かったとしても、全く気にする必要はありません。お子さんを客観的に見て、優れている能力を見つけてあげればよいのです。
現時点で一つも優れている能力がないなら、おそらくまだ才能が開花していないだけです。その場合、お子さんが好きなことをトコトンやらせてあげてください。それが才能が開花する近道です。
本日のまとめ
時代は日々変わっています。20年前までは、欠点がない子(いわゆるオール3の子)が社会で求められていました。だから我々教師も、子どもの欠点を補う教育をしていました。
今の時代は違います。欠点がないというのもメリットではあるのですが、それ以上にずば抜けた能力がある子の方が重宝されます。
もしお子さんの通知表を見て、何か一つ(それが体育でもOK)だけ4または5の成績を取っているなら、そこを思いっきりほめてあげてください。
通知表には載っていないものでも、何かずば抜けた能力がある分野があるなら、そこを伸ばしてあげてください。これがこれからの時代に活躍できる子を育てる絶対法則だと思います。
明日ですが、「子どもについ怒りを爆発させてしまう悩み」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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