日々の子育ての中で、どのように子どもを叱るべきか悩むことはありませんか?つい、イライラして怒鳴ったり、激しく注意したりしてしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、効果的な叱り方と避けるべき叱り方をお伝えします。
間違った叱り方では、余計に言うことを聞かなくなります。親子関係も悪化し、ストレスも増え、状況が悪化するので注意が必要です。
目次
大前提:親子関係が悪いと子どもは言うことを聞かない
子どもを叱る時、大前提として、親子関係が基本です。もし関係が悪い上司から何かを言われたら、あなたはその話を聞こうと思えますか?
これは親子関係にも当てはまります。親子関係が悪いと、どれだけ叱っても子どもは言うことを聞きません。
良好な親子関係を作るには、子どもが求めること(好きな料理を作る、話を聞いてあげるなど)をできる限りやってあげるようにしましょう。
絶対に叱らないといけない3つのこと
次に、何を叱るべきか解説します。まず、絶対に叱らないといけないことが3つあります。
- 人に迷惑をかけること、人が嫌がること(例:授業中に友達に消しゴムを投げる)
- 法律やルールに違反すること(例:未成年の飲酒や喫煙)
- 人を傷つけること(例:暴言、暴力など)
それ以外のことについては、親子関係が良好かそうでないかによって伝える量を変える必要があります。
やってはいけない3つの叱り方と3つのコツ
叱る際には、「一貫性がない叱り方(昨日と言うことが違うなど)」「手を出したり叫んだりする」「自分のイライラをぶつける」はNGです。
これらをしても、子どもは自分の悪いところを理解できないからです。親が手を出すと、子どもも親に手を出すようになるため、絶対にやめましょう。
子どもを叱るときに大切なことは、1回でできるようになると思わないこと、人格ではなく行動を叱るようにすることです。
「本当にダメな人間だな」ではなく「この行動はよくないからやめなさい」というように行動を叱りましょう。
本日のまとめ
子どもを叱るときには、一貫性がない叱り方や、手を出したりイライラをぶつけたりするのはやめましょう。
何度もくり返し伝えること、人格ではなく行動を叱ること、具体的な行動を示すことを意識することが大切です。
明日ですが、「不登校の親は仕事を辞めるべき? 」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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