子どもが不登校になってしまったら、親としては受験や将来が心配になりますよね。でも、大丈夫です。
正しいステップで対応すれば、学校に復帰したり、子どもに合う進路を見つけたりすることができるようになります。
今回は親のサポートで不登校を改善し、第一志望に合格させた小林さんの事例をもとに、子育てで大切なことをお伝えましょう。
学校復帰や高校受験合格、子どもが将来に希望を持つことができるようになり、子育ての不安やストレスもなくなるはずです。
小林さんの事例
もともと小林さんのお子さんは、朝まで友達とボイスチャットをし、学校も行かず昼夜逆転生活をしていました。
こんな状況で悩み、私と現役のフリースクール校長で公認心理師の小井出博文先生と一緒に行った勉強会に参加してくださったのです。
勉強会でお伝えしたことを実践した結果、スマホから目を離せない生活が改善しました。リビングで家族で笑顔で会話ができるようになったそうです。中3からは、学校に行けるようにもなりました。
また毎日塾の夏期講習に通い、評定平均1.3から3.3(内申点18点UP)に上がり、志望校にも見事合格することができたのです。
小林さんが行った3つのサポート
では、小林さんはどういったことを行ったのでしょうか。主に3つのことをされました。
- しなさい言葉をやめた
- リビング出てきたときは笑顔で迎えるようにした
- 好きな料理を用意した
子ども自身も心の底では、きちんと学校に行って、高校に合格して、社会に出ていきたいと思っているのです。
しかし過干渉の子育てをすると、子どもは親の愛情を感じられず、気力がなくなってしまいます。
その結果、学校に行けなくなったり、生活リズムが崩れても直せなくなったりするのです。
つまり、小林さんのように家庭の居心地を良くして、親の愛情が正しく伝われば、子どもは自ら自然と夢ややりたいことを見つけます。
いずれ、自らの力で生活を改善し、勉強できるようになるのです。
中学生が不登校になる原因と改善法
そもそも中学生の不登校の原因は、主に3つあります。
1つ目は「親子関係の悪化」です。改善するには、過干渉をやめて親の好感度を上げることが大切です。今回小林さんは、ここを意識されました。その結果、学校に行くエネルギーが出てきたのです。
2つ目は「学校のトラブル」です。この場合、先生と連携して、根本的な問題を解決していきましょう。
3つ目は「学校が合わない」です。行くだけでストレスがたまる場合、無理に行かせる必要はありません。
たとえば、フリースクール、特別支援学級、適応指導教室など、学校の代わりとなる場所を見つけてあげましょう。
本日のまとめ
不登校の原因を知り、それに応じた対処をすれば不登校は解決できます。
今回の小林さんの事例では過干渉の子育てを見直すことで不登校を解決し、志望校に合格することが出来ました。
子どもとの関係を改善する方法については思春期の子育て無料講座で詳しく解説していますので、こちらも参考にしていただければ幸いです。
>>思春期の子育て無料講座
明日ですが、「子どもへの接し方がわからない方へ」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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