お子さんが長期的な不登校だと、将来が心配になりますよね。
そこで今回は、長期的な不登校の状態から全日制高校に合格した鈴木さんのケースをもとに、不登校を改善し志望校に合格させる親のサポート法を解説しました。
同じようにサポートすれば、不登校を乗り越え、受験を合格させたりすることができます。子どもの将来への不安も減るはずです。
鈴木さんの成果報告
鈴木さんのお子さんは中学3年生の8月から不登校になり、高校の話題が出ると暴言や暴力を振るう状況でした。
また、父親との関係も悪かったそうです。
そんなときに、私が行っている思春期の子育てをサポートするオンラインプログラムに参加してくださりました。
お伝えするようにお子さんへの向き合い方を変えていただいたところ、お子さんは自分から高校に行く意思を示してくれました。
その後、わずか1ヶ月足らずで学校へ通うようになり、面接の練習を始めたそうです。
最終的には見事志望校に合格し、卒業式の2日前から復学。現在も楽しく高校に登校できています。
親が行った3つのサポート
では、なぜ鈴木さんのお子さんは短期間で学校に気持ちが向き、志望校に合格できたのでしょうか。
これは、鈴木さんが行った3つのサポート理由です。
1つ目は「父親から子どもに歩み寄ったこと」です。毎日10回一緒に腕立て伏せをすることで、息子との絆を深められました。
2つ目は「過干渉をやめたこと」です。高校の話題を親から持ち出さず、ゲームをやめるよう強要もしないようにされました。
3つ目は「子どもの要求にできる限り応えたこと」です。子どもの好きな料理を作るなど、日常的な要求にできるだけ応えることで、安心感を与えました。
子どもが変わったメカニズム
では、なぜこの3つのサポートで、子どもは変わったのでしょうか。それは、「家庭環境が改善したこと」が理由です。
小さい頃から厳しく接していた父親が子どもに歩み寄ることで、家庭の雰囲気が良くなりました。
さらに、母親も過干渉をやめたことで、お子さんにとって居心地のいい家庭になったのです。その結果、お父さんお母さん、それぞれの愛情バロメータが上がりました。
この変化により、鈴木さんは自分の未来に希望を持てるようになり、高校に行きたいという意欲が芽生えたのです。
本日のまとめ
長期不登校であったとしても、登校できるようになったり、高校から再スタートしたりすることはできます。
そのためには愛情バロメータを上げるために、安心して過ごせる家庭環境を作ることが大切です。
親から子どもに歩み寄り、過干渉をやめ、子どもの要求にできる限り応えることを意識していきましょう。なお、愛情バロメータを上げる方法は他にもたくさんあります。
>>思春期の子育て無料講座
で詳しく解説していますので、もしまだ読まれていなければ、こちらも参考にしていただければ幸いです。
明日ですが、「自信過剰な子どもへの対応法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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