先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
以前、私は長男の事が本当に嫌いでした。同居の義母が、長男の事を可愛がれば可愛がるほど、それが嫌で、自分に性格がそっくりな長男を嫌っていました。
次男のことは、可愛いし、嫌いと思った事はありません。今、長男が不登校になり、自分の子どものように、口を挟んでくる義母が嫌です!
両親とも、共働きなので、義母に家の事をしてもらう事も多いので。
でも、来月からは仕事を休職したので、ゆっくりと長男と向き合って、親子関係を良好にしたいと思っています。こんな気持ちで上手くいくのか不安です。
子どものことが本当は好きなのに、なぜか愛せないということはあると思います。そういったときは、今回お伝えする原因を理解してみてください。
その上で、お伝えする解決策を試していただくと、子どものことを少しずつ愛せるようになっていくと思います。
なお、周りにこういった悩みを持っているお父様お母様がいましたら、今回の記事をシェアしていただけると嬉しく思います。
目次
子どものことが嫌いな親なんて一人もいない
私は現在、年間3000組以上の親子の相談にのっています。いろいろな相談が来ますが、その中には「子どものことが好きではなくなった」というものもあります。
そういった方とやり取りをしていると、「一時的に子どものことを嫌だと思っているだけで、本心で嫌いになっているわけではない」ということがわかります。
つまり、子どものことが嫌いな親というのは、私の経験上、一人もいないということです。どれだけ離れ離れでいようが、小さい頃に大きな問題があろうが、親は子どものことが大好きなのです。
こういった経験から、今回の相談者さんの感情も、一時的なものである可能性が高いです。※もちろん、精神的な障害などがある場合は、例外です。
周りの影響や反抗的な態度が原因
では、何が原因で子どものことが嫌いだと感じてしまうのでしょうか?おそらく、周りの影響であったり、子どもの反抗的な態度が原因である可能性が高いです。
今回の相談者さんは、「義母が子どもと仲良くしている」と書いているので、おそらく子どもが自分よりも義母のほうになついてしまっているのだと思います。
それが影響して、子どもがかわいく見えない可能性が高いのです。さらに、不登校になってしまっているので、愛情バロメータも低い状態です。
親に対しても反抗的だったり、部屋にひきこもって親を避ける態度を見せている可能性もあります。これらが子どもを愛せない原因だと思います。
子どものことをもう一度好きになる3ステップ
では、どうしたら子どもを愛する気持ちを取り戻すことができるのでしょうか?
これからお伝えする3ステップを実践していけば、大丈夫です。
ステップ1 原因を取り除こう
原因がわかっていれば、まずそれを取り除くことです。今回の相談者さんは、義母が原因ということなので、ここを見直すことが肝心です。例えば、義母がいることによって自分の言うことを聞かないのであれば、一緒に住まないという方法も考えられます。
今回のケースでは、義母がいなくなる方が大変だと思うので離れることはお勧めしませんが、そういった方法を考えていくことが大事ということです。
どんなケースであっても、きちんと原因をみつけてそれに対応していくことが、最初のステップです。
ステップ2 愛情バロメータを上げよう
相談者さんは子どもが不登校になっているので、愛情バロメータが低い状態だと思います。そこで、愛情バロメータをしっかりと上げていきましょう。愛情バロメータが上がっていけば、子どもは親にも心を開いてくれるようになります。その結果、親も子どものことを愛せるようになります。
愛情バロメータを上げる方法は、私の「思春期の子育て講座」でも詳しく解説しています。
>>思春期の子育て講座
ステップ3 生まれたときの写真を見てみよう
子どもが成長していくにつれて、いろんなトラブルが起こります。これらが原因で、子どもを愛せなくなることもあります。しかし、生まれた瞬間は誰でも子どものことが大好きです。そこで、生まれたときの写真を見て、当時の気持ちを思い出してみましょう。
「そういえば赤ちゃんのときこんなだったな」と思えたら、今抱えている悩みも小さなものに感じるかもしれません。
本日のまとめ
子どものことが愛せないという悩みの解決策は、「原因をみつけてそれを取り除くこと」「愛情バロメータを上げること」の2つです。
「生まれたときの写真を見て、昔の気持ちを思い出す」というステップ3を加えると、さらに効果的です。
現在、子どものことが嫌いでも、それは一時的な感情であることが多いです。今回お伝えした3ステップを踏んでいけば、また好きになるので大丈夫です!
次回ですが、「模試の順位が1486位UPした成果報告」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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