先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
長い間不登校だったのですが、最近少しずつ友達と遊ぶようになってきました。そして、学校にも行こうという意志が出てきました。ただ、学校が怖いようです。
友達も前日から励ましの言葉をかけてもらったり、登校時も仲良しの子が迎えに来てくれるのですが、準備し迎えにくる10分前から教室がこわくなって行けません。
どうやったら教室に入る勇気をもてますか?
不登校が続くと、学校が怖いと感じてしまう子は少なくありません。そこで今回は、なぜそのように思ってしまうのかと、どうすれば解決できるのかをお伝えします。
さらに、不安を解消する方法もお伝えするので、学校が怖いと感じているお子さんがいる場合、参考にしていただければ幸いです。
学校が怖い理由は漠然とした不安
不登校で学校に行っていない子が抱える「怖い」という感覚は、次のどちらかから来ています。
1つ目は、いじめなどの経験から恐怖を感じているケース、2つ目は、漠然と不安を感じているケースです。
前者の場合、いじめの問題が根本的に解決していないことが原因です。後者は、原因が分からないけどなんとなく学校が怖いというものです。
勉強についていけないかもしれない、いじめられるかもしれないなど、感覚的な問題から「学校が怖い」と感じてしまうことが原因になっています。
過去の恐怖を解決する方法
では、どうしたら学校が怖いという気持ちを無くすことができるのでしょうか。まずは、愛情バロメータをあげることが重要です。
なぜなら、何かあったとき頼れる親がいると、子どもは安心して学校に行くことができるからです。
次に、学校でトラブルがきちんと解決できているかチェックしましょう。表面的にはいじめが解決していても、陰で悪口を言われたりしていることがあるからです。
この状態では、子どもは安心して学校に行くことはできません。まずは、トラブルの解決に力を注ぎましょう。担任の先生や学年主任など頼れる先生に相談するところから始めてみてください。
漠然とした不安の解消法
次に、漠然とした不安の解消法です。この方法は、不登校解決のプロである小井出博文先生から教わったやりかたになります。
まず、不安の分解をしましょう。たとえば、勉強についていけないかもしれないという不安なら、実際に勉強についていけなかったらどうなるかを考えさせます。
すると、そこまで大きな問題ではないことが分かると思います。これで少しだけ不安が減ります。
次に、不安の吐き出しです。不安な気持ちを吐き出させ聞いてあげることで、子どもは心がすっきりします。
最後に、イケイケプレッシャーをやめましょう。このプレッシャーがあると、子どもは「もし行けなかったら、お母さん悲しむだろうな」という別の不安が出てくるからです。
一度試してみてください。
本日のまとめ
過去のいじめが原因で学校が怖いときは、根本的なトラブル解決が最優先です。漠然とした不安には、不安の分解と吐き出し、親のイケイケプレッシャーをやめることです。
ただ、すべての解決法は、愛情バロメータが高いことが大前提です。まずは子どもとたわいもない話ができるところまで、愛情バロメータを上げましょう。詳しい上げ方はこちらで解説しています。
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明日ですが、「自由研究におすすめ!10円ピカピカ実験」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!学校が怖い不登校の解決法
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