親であれば誰でも、子どもの成績や能力を伸ばしてあげたいですよね。しかし、その気持ちが強ければ強いほど、逆に潰してしまうこともあります。
そこで本日は、「子どもを伸ばす親と潰す親の違い」を3つお伝えしましょう。
ささいな違いで、子どもの受け取り方は変わり、その後の行動が変わってきます。日頃から意識することで、努力ができる子になるはずです。
違い1.親の声のかけ方
伸ばす親は、長所を褒めます。(例:「〇〇は本当に運動神経がいいね」「○○は本当に優しいね」)
潰す親は、短所を叱ります。(例:「○○はなんでこんなに勉強できないの」「何でこんなに点数が悪いの」)
誰だって、長所も短所も持っていて当然です。ただし、どちらに焦点を当てるかで、子どもの受け取り方は大きく異なります。
長所に目を向けると、褒められて自己肯定感が上がります。すると、もっと努力して長所を伸ばすことができるでしょう。
短所に目を向けると、自己肯定感が下がります。「自分は勉強ができないダメな人間だから仕方ない」と考え、他の分野も努力できなくなるでしょう。
つまり、子どものいいところに目を向けて、声かけをしていくことが大切です。
違い2.叱り方
伸ばす親は、行動を叱ります。(例:「人をいじめるのは絶対に許さない」「次宿題忘れたら、ゲームは禁止だよ」)
潰す親は、人格を否定します。(例:「お前は本当にクズだな」「何度言ったらわかるんだ、このバカ」)
人格を否定する叱り方をすると、子どもの自己肯定感は下がっていくでしょう。自分を守るために、否定してくる親に手を出したり、わざと問題行動を起こすようになったりもします。
そのため、叱るときには人格ではなく行動を注意するようにしましょう。最初から、完璧な行動ができる子はいません。
叱ったり、改善を促したりしながら、一緒にできるようにサポートするのが子育てです。
違い3.褒める基準
伸ばす親は、褒める基準が低いです。(例:「前回より5点も上がってすごいじゃん」「10分でも勉強できたらすごいことだよ」)
潰す親は、基準が高いです。(例:「たった5点しか上がってないじゃないか」「なんで10分しかできないんだ」)
このように親の基準によって、かける言葉は変わります。この基準は下げて、たくさん褒めるようにしましょう。
小さな努力や成功を褒められるからこそ、次はもっと頑張ろうと思えるのが子どもだからです。今子どもが頑張っていることを見つけて、認めてあげましょう。
本日のまとめ
子どもの長所を褒める親、子どもが悪いことをしたときに人格ではなく行動を叱る親、褒める基準が低い親。これらに当てはまる親は、子どもの能力を伸ばすことができます。
子どもは自己肯定感が上がり、「自分はデキる人間だ」と思うことで、ますます自信を持って努力することができるようになるはずです。
明日ですが、「国語の点数を上げる方法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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