先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
主人が9月に亡くなり、母と娘3人で暮らしています。中1の娘との関係が悪く、なかなか愛情バロメータを上げることができません。
生活面でだらしなく、片付けはできず服は脱ぎっぱなし。学校への遅刻も平気、ごほうび作戦もごほうびだけ貰えば後は続けない状態です。
宿題や提出物も出す気はあるものの提出は期限後です。
お父さまが亡くなり、お母さま自身もお子さんも精神的につらい時期でしょう。とはいえ、ずるずるとだらしない生活が続くのも良くないですよね。
状況が状況だけに、間違った対応をしてしまうと、さらに親子関係が悪化してしまいます。
そうならないように、本日お伝えする方法で生活面のだらしなさも改善し、親子関係も改善していきましょう。不安が減り、生活も楽になるはずです。
生活面がだらしなくなる3つの原因
子どもの生活面がだらしなくなる理由は、3つあります。1つ目は、心のストレスです。
今まではできていたのに、お父さんが亡くなって突然できなくなった場合は、これが理由でしょう。
2つ目は、やり方がわからないからです。どのように片付ければいいか、提出物にどのように取り組めばいいかなどがわからないと、やりたくてもできません。
3つ目は、もともとの性格です。めんどくさがり屋で後回しにするタイプは、だらしなくなりがちでしょう。
心のストレスが原因なら?
心のストレスが原因の場合、現状は無理させない方がいいでしょう。毎日、寂しい気持ちでいっぱいだからです。
たとえ態度に出さなくても、強がっているだけで、心が辛い状態は続くものです。
そのため、今はあまり頑張らせず、話をしっかり聞いて、不安を吐き出させるようにしましょう。
心のストレスがなくなれば、だらしなさもなくなってくるはずです。症状がひどい場合は、児童精神科医などと連携することも必要です。
もともとの性格ややり方がわからないときは?
もともとの性格や、やり方がわからないことが原因の場合は、次の3ステップでサポートしていきましょう。
まずは、愛情バロメータUPです。めんどくさがり屋の性格でも、気力が出てこれば最低限のことはできるようになるからです。
次に、簡単にできる仕組みを作りましょう。服を脱ぎっぱなしなのであれば、まずは脱いだら入れるケースを準備します。
ここに入れられるようになったらハンガーにかける、たたんでしまうなど、段階を経てできるようにしていくことが大切です。
最後に、親がサポートしましょう。提出日に間に合わないなら前日に親がチェックし、終わっていなければ手伝うなど、できないことは親子で取り組みましょう。
本日のまとめ
生活面がだらしなくなる理由は、心のストレス、やり方がわからない、もともとの性格の3つです。
心のストレスがある場合は、無理をさせずに話をしっかり聞いて、不安を吐き出させるようにしましょう。
やり方がわからない、もともとの性格という場合は、愛情バロメータを上げ、簡単にできる仕組み作りと親のサポートが必要です。
明日ですが、「勉強できない子が苦手な3つのこと」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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