ゲーム依存改善において大切なこと

ゲーム依存

先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。

海外在住。中1息子インターに通っています。不登校が始まり2週間。1週目はリビングで一緒に過ごす時間も多かったですが、2週目、何かが気に障ったらしく、自室に閉じ籠もり風呂も入らなくなりました。

ゲーム三昧で昼夜逆転。でも日本人の友達がいる補習校へは自ら行きます。風呂にも入れないほどメンタルがやられています。

ゲーム時間の無制限を要求されますが、どうすればいいのでしょうか。目も心配です。

ご相談のように、不登校とゲーム依存はセットになっていることも多いです。ゲームに限りませんが、依存状態を解消するのは簡単ではありません。

子どもが何かに依存するのは「そうしないと心がつらいから」です。まずはそれを把握して、それから具体的な対応を考えましょう。

この記事では、ゲーム依存を改善するためのステップを3つ紹介します。少しでも意識すれば、ゲーム依存は改善できるはずです。

なぜメンタルがやられたかチェック

落ち込む

ご相談にもある通り、子どもが不登校になってしまうのには「メンタルがやられた」という原因があります。

この原因については様々なものが考えられます。今回のように、インターへは通わないものの日本人の友達がいる補習校には通うという場合はどうでしょうか。

まず、その学校が合わないことが考えられます。それは言葉の問題かもしれませんし、性格の問題かもしれません。学校でトラブルが起きていることもあるでしょう。

ほかにも、海外での生活自体が合わなかったり、家庭が落ち着かなかったりという理由も考えられます。まずは原因を把握し、解決に向けて動くことから始めましょう。

ゲームは無制限にしていいのか?

昼夜逆転

では、子どもへのゲーム時間を無制限にしても良いのでしょうか?結論から言うと、これは「条件が揃っていればOK」です。

条件というのは、ゲームを無制限にしていても生活に支障がでないことです。宿題ができていて、夜もしっかり寝られているなら、それほど問題はありません。

ただ、これらができていない場合に無制限にすると、様々な問題が起きます。昼夜逆転状態では、ますます学校に行けなくなるでしょう。

つまり今回の相談者さんの場合、現時点で無制限にすると、一時的に子どもの状態はさらに悪化するということです。

親子関係が悪い場合は?

親子

では、今回の相談者さんのお子さんのように、生活に支障が出ているなら、ゲーム時間を制限すべきでしょうか?制限できるなら問題ありません。

ただ、親子関係が悪いと、ルールを作っても子どもは守れません。「聞く必要がない」と思ってしまうからです。

現状子どもが自室にこもっているので、たぶんルールを決めても守れないでしょう。この場合、一旦その部分は目をつむるしかありません。

そして1日も早く、親子関係を良好にすることが大切です。過干渉になっているならやめたり、子どもの話をしっかり聞いたりするなどしましょう。

愛情バロメータが上がれば、子どももより親の言うことを聞いてくれるようになります。その後でルールを親子で話し合って決めていくことが大切です。

本日のまとめ

親子

ゲームへの依存を改善するには、ステップ1「依存している理由を探し、解決に向けて動く」ことが大事です。次にステップ2「親子関係を良くし、改善する土台を作る」をしましょう。

その後ステップ3「親子で話し合って守れるルールを作り、少しずつ練習していく」と、改善できます。今回の相談者さんの場合、まずは1と2から始めましょう。

明日ですが、「子どもの成績を上げた親がやったこと5選」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

思春期の子育てアドバイザー道山ケイ

動画で解説!ゲーム依存改善において大切なこと

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このサイトの運営者

道山ケイ

 

思春期の子育てアドバイザー。元中学校教師で、親を変えることで子どもの成績を上げるプロとして活躍。年間3000人の親をサポートし、約7割の家庭で親子関係が良好に変化。5教科の合計点が137点UPした子など実績多数。

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