先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
うちの子は中2ですが、ゲームでうまくいかないまま、制限時間で終わりになるとゲームを投げつけ、更にトイレに籠もりカベを壊したりします。
ゲームは1時間は開放してあり、勉強を1時間したら無制限で開放するルールを本人と決めましたが、不満のようです。
勉強は二の次にして、本人のやりたいようにやらせる方が良いのでしょうか。今日はこちらが我慢できず、出ていけー!となってしまいました。
子どもがゲームをきっかけにイライラして物にあたったり、ゲーム依存だったりすることって、少なくありません。
悪化すると危険ですが、親として、どのように対処していけばいいか悩むと思います。そこで、根本的な原因と改善していくステップをまとめました。
ゲーム以外でイライラしやすいお子さんにも、使える方法です。子育てのストレスや不安もなくなると思います。
原因は「自律性」がないこと
なぜ物に当たったり、決めたルールを守れなかったりするのでしょうか。答えは、自律性がないからです。自律性とは、自分を律する力のことです。
たとえば欲しい物があってもお金が足りないとき、「今は諦めてお小遣いを貯めよう」と我慢できるのは自律性があるからです。
一方、借金してでも、人から奪ってでも欲しい物を手に入れようとするのは、自律性がない状態といえます。
この自律性は、親が養ってあげていないと身に付きません。そしてそのためには、子どもから信頼される親になる(基本的信頼感)ことが大切です。
これができてはじめて、自律性を上げられるようになります。
まずは愛情バロメータUP
信頼される親になる一番簡単な方法は、愛情バロメータを上げることです。
そのためには、子どもから頼まれたことをできるだけ聞いてあげましょう。たとえば、美味しい物を食べたい、安心して生活したいという願望は、誰しもがあります。
こういった願望を満たしてあげることで、子どもの心は満たされます。その結果、親のことを信頼できるようになるのです。
こういった子育てができるようになると、家庭の雰囲気が明るくなります。すると、イライラしづらくもなるのです。
イライラしたときの対処法を考えよう
子どもから信頼される親になることができたら、次は自律性を養っていきましょう。
今回の相談者さんの場合、子どもがゲームや壁に当たっているのは親がやめさせなければいけません。
「どうしても物に当たりたいなら、壁ではなく布団にぶつかってみたら?」「物にあたるのではなく、スポーツで発散したらどう?」
このようにイライラへの対処法を教えてあげることが必要です。何度か練習していくことで、いずれ冷静に対応できるようになります。
ただし、愛情バロメータが低いのに叱ったりアドバイスを言ったりしても、子どもは聞く耳をもちません。大事なのは、順序です。
本日のまとめ
物に当たったり、決めたルールを守れなかったりするのは、自律性がないからです。自律性を育てるには、信頼される親になることが必要となります。
そのためには、私が日頃からお伝えしている愛情バロメータUPです。これが上がったら、イライラへの対処法を教えてあげましょう。
明後日ですが、「毎日5時間勉強する超集中力UP法」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
動画で解説!ゲームにイライラする子の対処法
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