私のもとには、
毎日たくさんの相談が届きます。
最近よくいただくのが、
「訪問販売教材」に関する相談です。
自宅にセールスマンが来て、
「この教材で勉強すると成績が上がる」
「これは学校の先生がテストを作るときに、
使っている問題集だからおすすめ」
というキャッチコピーで、
高額の教材を販売されたというケースです。
そこで本日は訪問販売教材に関する、
私なりの考えをお伝えします。
教材に良い悪いはない
訪問販売教材の相場って、
どれくらいかご存知でしょうか?
私のもとに届く相談を読む限り、
3年間で30万から100万くらいです。
業者によって幅があるのですが、
非常に高いというのが私の印象です。
ではこの教材が良いのか悪いのか?
という判断なのですが、
これは人の価値観によって異なります。
30万の教材を売っている業者はすべて悪い
というわけではないですし、
実際にその教材で成績が上がれば、
30万円は安い投資だと考えられるわけです。
良いか悪いかというのは、
- 支払った値段
- どれだけ成績が上がったか
という2つで分かるものなので、
使ってみないと判断できないのです。
これは訪問販売教材以外でも同じです。
私の教材、学習塾の教材、家庭教師の教材も同じです。
まずはここまでの話を理解したうえで、
この続きを読んでくださいね。
相談者の方の傾向だけお伝えします
では道山はどう考えているのかというと、
現時点ではあまりおすすめできない
と思っています。
なぜかというと、
私のところに来る相談を聞く限り、
支払った以上のリターンを得られている人が、
少ないからです。
例えばある学習塾に、
毎月3万、年間36万払ったとします。
塾に通った子の50%が成績が上がるとします。
2人に1人が成績が上がる計算です。
この場合、理論上、
100%成績を上げるためには、
年間72万円かかる計算になります。
※あくまでも理論上です。
では訪問販売教材の場合、
どれくらいの確率で上がるのかというと、
おそらく10%以下だと思います。
なぜなら90%以上の子は、
途中で教材を使わなくなるからです。
3年間で30万円の教材の場合、
1年間で10万円です。
成績が上がる確率が10%だとしたら、
100%成績を上げるためには、
100万円かかる計算になるのです。
※あくまでも理論上です。
100万円と72万円を比べた場合、
訪問販売教材よりも塾の方が、
コスパが良いと考えられるのです。
学校の先生は何を使ってテストを作っているのか?
訪問販売教材のセールスマンの売り文句に、
「学校の先生がテストを作るときに、
使っている問題集だから、
そのまま覚えればすぐに点数が取れる」
という言葉があります。
私立中学校であれば、
その可能性も0ではないかもしれません。
ただ公立中学校の場合、
テストを作るときに使う問題集はありません。
細かく言うと、
あるにはあるのですが、
30冊くらいの問題集の中から、
ところどころ参考にして作る感じです。
だから、
「学校の先生がテストを作るときに、
使っている問題集だから、
そのまま覚えればすぐに点数が取れる」
というのはまずありえないのです。
最初にお伝えしたように、
訪問販売教材が全て悪いわけではありません。
ただコスパという点で考えると、
私はあまりおすすめできない派です。
明日ですが、
「楽しくない部活は続けるべきか?」
というお話をします。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
道山ケイ
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