先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
小4から不登校気味になり、卒業する頃には完全に不登校になりました。1人でディズニーランドに行ったり、習い事のバレエは行ってます。
勉強、友達、先生、家庭、不登校の原因を話し合い、一つ一つ解消しているはずなのですが、学校はとにかくフリースクールにも行けません。
原因がいまいち分かりません。中学校始まり環境変わりましたが、制服に着替え、ヘアセットまで普通にしますが、登校直前にダメになりました。どうしたら良いのか。
子どもが学校に行きたくない原因がわからないと、親としてどのようにアプローチすればいいのか悩みますよね。
原因がわからないと解決は難しいため、不登校は長期化してしまうでしょう。一方、しっかりと対応することで、原因を見つけることができます。
子どもの居場所もできて、高校受験がうまくいったり、子育てが楽になったりできるはずです。
子どもが学校に行けない3つの原因
はじめに、子どもが学校に行けない原因は主に3つ考えられます。
1つ目は、愛情バロメータの低下です。親子関係が悪くなると、学校に行く気力がなくなります。
好きな習い事はできても、嫌なことをする(学校に行く)エネルギーが出てこないのです。
2つ目は、学校でのトラブルです。過去にいじめを受けてトラウマがある、友達がいない、勉強についていけないなどがあると、ストレスになります。
3つ目は、学校が合わないからです。45分間座っていられない、クラスメイトと過ごすのがつらいなど、仕組みが合わないと学校に行くのが苦痛に感じるでしょう。
直前で行けなくなる原因
相談者さんのように直前で行けなくなる理由は、学校に対する漠然とした不安があるからでしょう。長期間登校できていないため、無理もありません。
そのため、原因を一つ一つ聞きながら、子どもの考え方を変えていくことが大切です。
「友達と話せるか不安」と言うなら、「この前遊んだ○○ちゃんとは話せない?」と聞いてみたり、
「人と会うのが怖い」という場合は、まずは皆が帰った後の教室に入ることを提案してみたりするのもありでしょう。
ただ、説得するだけではなく、子ども自身が大丈夫と思えるように、親が話を進めていきましょう。
不登校が1年以上続いているなら?
不登校が1年以上続いている場合、問題が複雑化している可能性が高いです。
最初のきっかけは人間関係のトラブルだったとしても、徐々に勉強もわからなくなり、外に出るのも怖くなるなど、問題が積み重なっていくからです。
こうした場合は、親だけで解決することは難しいでしょう。できれば専門家に相談をし、一つ一つ順番に解決していくことです。
相談先がわからない場合、お子さんの状況に合った専門家を紹介することもできます。お気軽に、ご連絡いただけますと幸いです。
本日のまとめ
子どもが学校に行けなくなる主な原因は、「愛情バロメータの低下」「学校のトラブル」「学校が合わない」の3つが多いです。
不登校が長期化している場合は、問題が複雑化していることもあるため、専門家と協力して原因を解決していきましょう。
明日ですが、「子どもを伸ばす親の考え方3つの特徴」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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