先日こんな相談をいただきました。※プライバシー保護の関係で、内容の一部を変更しております。
学校で一日かけての特別授業があります。カルタ取りやプログラミング教室、マジック教室etcやりたい希望をとって決めるみたいなのです。
ただ、今回息子は一番やりたくないマジック教室になってしまい、その日学校行きたくないと言ってます。こんな時は学校休んで大丈夫でしょうか?
無理やり行かせても愛情バロメーターが下がるだろうし、休ませてもいいかなと思っています。その際学校にはどのように伝えれば良いのでしょうか?
学校休ませるにあたって、嫌なものは休めばいいやと息子はこの先思ったりしないでしょうか?
子どもが「あの授業受けたくない」と言ったら、あなたはどのように対応しますか?無条件の愛を貫き、認めるべきか?それとも、ダメなものはダメというべきか?
非常に悩むところだと思います。そこで本日は、子どもが学校の授業を受けたくないと言った場合、親としてどういった対応をすべきかまとめます。
この考え方さえ頭に入れておけば、子どもが親に対してイライラしたり、長期的な不登校になったりすることがなくなります。
ダメだとわかっていてもまずは受け止めるのが大事
中学校は義務教育です。親は、子どもがきちんと授業を受けられるようにサポートしなければなりません。
つまり、行きたくない授業であっても、きちんと受けさせるのが正しいやり方です。ただ、最初の段階では、子どもの気持ちを受け止めることが大事です。
子どもが「授業を受けたくない」と言ったら、「そうなんだ。何かあったの?」という感じで、頭から否定せず気持ちを受け止めましょう。
この対応をしないと、子どもは親を信頼できなくなるからです。
行けない理由を聞いて、改善できるようにサポートする
次に行うのが、行けない理由を聞いて、改善できるようにサポートすることです。例えば、今回の相談者であれば、マジック教室が嫌だと言っています。
そこで「じゃあ、一度お母さんが学校に電話して、他の教科に変えてもらえないか聞いてみようか?」と話してみるのです。
先生によって、受け入れられるかどうかはわかりません。ただ、大事なことは受け入れられるかどうかではなく、子どもの悩みを解決するために行動したかどうかです。
いきなり「休みなさい」というのではなく、まずは授業を変えられないか聞いてみる。この行動をとることが大事なのです。
教科を変えられないなら、きちんと理由を伝えて欠席する
今回のような、選択授業が希望通りにならなかった場合、他の子たちの都合もあるので、変更は難しいと思います。この時は、学校に理由を伝えて休ませれば良いです。
そして、子どもが授業を休んだ日は親も仕事を休みましょう。普段はできないような、自宅で一緒にYouTubeを見たり美味しいご飯を食べたりして、過ごしてあげてください。
夜に「今回は仕方なかったけど、学校は社会だから自分の想い通りにならないこともあるよ。少しずつそういったことも我慢できるようになろうね」と伝えてください。
子どもも「わがままで学校を休んだ」ことに罪悪感を感じているので、一言伝えれば理解できます。いずれ子どもの心が成長すれば、休まなくなるので大丈夫です。
本日のまとめ
学校に通っている以上、行かないといけない授業に「行きたくない」ということは必ずあります。多くの場合、「わがままを言っていたらダメ」と言って無理やり行かせます。
一昔前であれば、この対応でも問題がなかったのですが、今の時代この対応をすると子どもは荒れます。まずは気持ちを受け止める。次に、今できる対応策を行う。
それでも無理なら、きちんと理由を伝えて休ませる。こういった対応をしていけば、少しずつ嫌なことも乗り越えられる心が成長していくはずです。
明日ですが、「全寮制フリースクールの費用」というお話をします。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
思春期の子育てアドバイザー道山ケイ
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